出版社内容情報
アドルノ、ブロツキー、クンデラ、フォーサイス…あらゆる表現者に衝撃を与えるイタリアの碩学の代表作、遂に邦訳!解説=岡田温司。
【著者紹介】
1941年フィレンツェ生まれ。62年、出版社アデルフィ・エディツィオーニの創立に参加。これまで14冊の自著を発表。ギリシア神話を扱った本書は、1988年発表後イタリア国内において21万部を超えるベストセラーとなった。
内容説明
数多語り継がれた者たちのなかで、もっとも高潔にして、もっとも官能的な種族を、近代への諷刺として、現代イタリア気鋭の作家が、ふたたび蘇らせる。ギリシア神話がほんとうに伝えたかったこととは。神々と人間たちがともに祝宴に集う最後の機会となった、カドモスとハルモニアの結婚―それ以前の出来事の記憶が、それ以降に生じた物語が、歴史が、神話という大木を枝葉までたどるように、あらたに紡ぎだされてゆく。「著者は神話を説明するのではなく、神話が生を説明していることを知らしめるのだ」(ブロツキー)。1988年発表、イタリア国内において21万部のベストセラー、現在では23か国語に翻訳されている著者の代表作。
著者等紹介
カラッソ,ロベルト[カラッソ,ロベルト] [Calasso,Roberto]
1941年、フィレンツェ生まれ。1962年、ミラノにおいて出版社アデルフィ・エディツィオーニの創立に参加。1999年からその代表を務める
東暑子[アズマアツコ]
1973年、北海道生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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