出版社内容情報
その魔術書のエッセンス部分を十八世紀に集めて刊行されたフランス語の抄訳本に、他の魔術紹介本からの知識をおりまぜて日本人の訳者が編訳したというちょっと怪しげな由来の本である。図版が豊富で面白いが、これがまた原本とは関係がない著作権がない古い本から引っぱってきたものばかりである.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 278頁、より)
内容説明
中世魔術思想「驚異の秘典」。13世紀以来、最も普及した代表的魔術書。数百年にわたり延々と伝えられて伝説化し、数々の謎に包まれた「禁書」の全容を初めて紹介。
目次
人間の誕生、あるいは、人はいかにして生まれるか
胎児はいかにしてつくられるか―胎児に対する惑星の影響について
惑星の身体への影響について
下等動物はどのように生まれるか
出産について
自然界の奇形について
胎児が男か女かを知るための徴候について
さまざまな植物の効力について
さまざまな石の効力について
さまざまな動物の効力について〔ほか〕