筑前化物絵巻

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  • サイズ B5判/ページ数 160p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784309229706
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報

大人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』で紹介され話題騒然、福岡の旧家の蔵から発見された「荒木家妖怪絵巻」が待望の書籍化! 未知の新種妖怪が40体以上登場! 現代語訳・翻刻付。
■京極夏彦(小説家・印刷博物館館長)
「この絵巻に描かれた魅力的な異形たちの絵はキャラクターではない。」
■『筑前化物絵巻』とは?
2023年7月、大人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』*で紹介され注目を集めた、新発見の妖怪絵巻。
安政4~6年頃(1857~59)成立、作者は福岡・黒田藩の武士で、二日市温泉(筑紫野市湯町)在住だった人物と推定されている。
奇談を好む作者が、自らの体験や伝聞を元に文と絵を記したという体裁で、40体以上の新種妖怪が登場。
筑前の地域色が濃く、既存の妖怪絵巻の主流派絵画と異なる系統に属し、学術的にも稀少で画期的な発見となる。
本書は、その『筑前化物絵巻』諸本の一つ、福岡の旧家・荒木家に伝わる「荒木家本」を書籍化したものである。
*テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』毎週火曜夜8時54分~(放送:株式会社テレビ東京/制作:株式会社ネクサス)。2023年7月4日(火)放送回に本絵巻が登場。
■目次
○奇譚より生ずるもの 京極夏彦
○凡例
○筑前化物絵巻 化物画図+現代語訳
巨大蝸牛/銭蛇/眼から光を放つ異獣/明烏塚の異獣/チョコ(チョコサイ)/? 蟹(ヨウフク)/綱切烏賊/異形の海女/異形のものと蝮蛇の喰い合い/異形の鰒/琵琶湖の異獣/天狗渡り/荊大学(山黒様)/洞窟の異人/酒盗鳥/白き鼈の如きもの/烟の如き怪物/和合神/海象(サギリ)/海士海獣に追われる/怨念の鶏/義犬塚/黒き渋紙の如きもの/生剥の亡霊/異形の男子/震鳥/青き蝶の如きもの/奇人源水/鷺男惣介/天狸/米搗/小金山の異獣/満、怪物に血を吸われる/蟹の床の異形/僧の怨念/星蝙蝠/化物一家/禁狐/内野の狐/生の松原の狸 前/生の松原の狸 後/聖福寺仙厓禅師の鷽の讃
 縮小全図+全文翻刻
 翻刻注
○資料 早稲田大学図書館蔵『化物絵巻』縮小全図
○『筑前化物絵巻』解説 近藤瑞木
○編者あとがき
○協力機関・協力者一覧
*編者による現代語訳・翻刻・影印・注・解説を完備。研究者・愛好者必携。
*鑑賞に向く広開可能な並製ホローバックPUR製本。
*造本設計=山田英春
*撮影=藤本幸一郎


【目次】

内容説明

『筑前化物絵巻』とは?2023年7月、大人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』で紹介され注目を集めた、新発見の妖怪絵巻。安政4~6年頃(1857~59)成立、作者は福岡・黒田藩の武士で、二日市温泉(筑紫野市湯町)在住だった人物と推定されている。奇談を好む作者が、自らの体験や伝聞を元に文と絵を記したという体裁で、40体以上の新種妖怪が登場。筑前の地域色が濃く、既存の妖怪絵巻の主流派絵画と異なる系統に属し、学術的にも稀少で画期的な発見となる。本書は、その『筑前化物絵巻』諸本の一つ、福岡の旧家・荒木家に伝わる「荒木家本」を書籍化したものである。

目次

奇譚より生ずるもの(京極夏彦)
筑前化物絵巻 化物画図+現代語訳(巨大蝸牛;銭蛇;眼から光を放つ異獣;明烏塚の異獣;チョコ(チョコサイ)
〓蟹(ヨウフク)
綱切烏賊
異形の海女
異形のものと蝮蛇の喰い合い
異形の鰒 ほか)
縮小全図+全文翻刻
翻刻注
資料 早稲田大学図書館蔵『化物絵巻』縮小全図
『筑前化物絵巻』解説(近藤瑞木)

著者等紹介

近藤瑞木[コンドウミズキ]
東京都立大学大学院日本文化論教室教授。1967年横浜市生まれ。日本近世文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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優希

40
異形の妖の絵図と共に様々な奇譚を味わえて興味深かったです。妖怪絵図というより「奇譚集」という印象でした。2025/08/09

あたびー

33
2023年に鑑定団に出て話題になっていたらしい巻物が本になって上梓された。早稲田大学にも抜粋されたものがあるそうだ。持ち主は福岡在住の代々続く医家だそうで、底本は不明だが複写されたものが伝えられたらしい。全38話で耳嚢の様に聞いた(一部筆者自身が見たものも)話を書き留め、挿絵をつけてある。年代は安政4〜6年で保存が良く、絵の色彩も美しい。何よりそこに描かれた化物、怪異は全く新しいもので、時に昆虫や甲殻類などの姿を取りながらオリジナリティに溢れている。そして可愛い。特に惹かれたのが、イイダコを串に連ねたよう2025/07/31

APIRU

8
因果応報が窺えたり滑稽だったり怖気が走ったり、異形たちの絵と合わせてさまざまな奇談が楽しめます。筑前を中心として、見たこともない魑魅魍魎が跋扈している奇談集。狐もいれば狸もいるけれど、怪虫怪魚怪鳥をはじめとして、正体不明の異獣たちがたくさん現れます。そして序文を寄稿しているのは我らが京極夏彦先生。「文が主で絵は従」「記された奇譚にリアリティを与えるために(絵が)添えられた」という解説は、実際読み進めていってすこぶる得心したものでした。妖怪図鑑ではなく、どちらかというと「奇談集」という印象が強く残りました。2025/08/03

kaz

0
妖怪が好きな人には興味深いのだろうと思う。図書館の内容紹介は『筑前の地域色が濃く、既存の妖怪絵巻の主流派絵画と異なる系統に属し、学術的にも稀少な新発見の妖怪絵巻「筑前化物絵巻」。その諸本の一つ、福岡の旧家・荒木家に伝わる「荒木家本」を現代語訳・翻刻付で収録する』。2025/08/23

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