出版社内容情報
[目次より]
1 食べ物と憎しみ
2 世界に冠たる国防軍
3 計画の進行
4 侵攻の日
5 ドイツ軍の快進撃!
6 殺人者と解放者
7 未知の領域
8 キエフ包囲戦
9 ドイツ軍の恥部
10 バルバロッサの終焉
11 どこが間違っていたのか?
内容説明
何も知らされず、私たちは東へと向かった。1941年夏、独ソ戦開戦。その戦場ではいったい何が起きていたのか。虐殺、飢餓、絶望―従軍した兵士たちの肉声から、これまで語られてこなかった地獄の戦場を暴露し、バルバロッサ神話の真実に迫る。戦後80年、今こそ読まれるべき衝撃のノンフィクション。
目次
1 食べ物と憎しみ
2 世界に冠たる国防軍
3 計画の進行
4 侵攻の日
5 ドイツ軍の快進撃!
6 殺人者と解放者
7 未知の領域
8 キエフ包囲戦
9 ドイツ軍の恥部
10 バルバロッサの終焉
11 どこが間違っていたのか?
著者等紹介
トリッグ,ジョナサン[トリッグ,ジョナサン] [Trigg,Jonathan]
イギリスの歴史ライター。歴史学の高等学位取得後、英国陸軍に所属し、アイルランドとボスニアで実戦に参加。その後、中東地域で軍事教官を務めた。TVの歴史番組やBBC Radio4への出演も多く、歴史雑誌でも多数執筆
辻元よしふみ[ツジモトヨシフミ]
服飾史・軍事史研究家、翻訳家。陸上自衛隊需品学校部外講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
7
分厚かった!! ドイツ兵士からみたバルバロッサ作戦。直前まで前線兵士は、英領インドを責めるのかなーとか、まったく行き先を知らされないままの、突然のソ連との闘い。スラブ人を人種的に劣等と思い込んで舐めていたために、返り討ちに遭い、どうしてこんなことに…と思いながらの独ソ戦がリアル。さらにウクライナとロシアが相容れない今の状況がよくわかる。2025/05/24
げんさん
1
前線の兵士による手記、手紙等を中心にまとめられているため、これまでに読んだ東部戦線物の中で、最も視線が低く、臨場感が感じられた。戦車部隊による華々しい電撃戦がよく取り上げられるものの、主力である歩兵は旧態依然の馬匹、徒歩による進軍しかなく、ロシアの悪路、砂埃、泥濘に苦労するさまがよく描写されている。本書の主題ではないものの、ユダヤ人やロシア人捕虜への虐待について、一般兵士はどう考え、どう捉えていたかについても十分な記述がある。41年冬で本書は終わっているが、続刊が出るならぜひ読んでみたい 2025/06/06