内容説明
「発明」イコール「イノベーション」ではない。イーロン・マスクの不都合な真実。原子力は「成功した失敗」だった。脱炭素化を急いではいけない。「指数関数的成長」は誤解されている。現代文明をつくった空前絶後の10年間…。報道や宣伝ではわからない事実を明らかに!過去の「失敗」から得られる教訓とは?いま、本当に必要なビジョンとは?―ビル・ゲイツが全著作を愛読する世界的権威が、テクノロジーの歴史と未来を語る!
目次
第1章 発明とイノベーション―その長い歴史と現代の狂騒
第2章 歓迎されていたのに、迷惑な存在になった発明(有鉛ガソリン;DDT;クロロフルオロカーボン類(フロンガス))
第3章 主流となるはずだったのに、当てがはずれた発明(飛行船;核分裂反応を利用した原子力発電;超音速飛行)
第4章 待ちわびているのに、いまだに実現されない発明(ハイパーループ―真空(に近い)空間で移動する高速輸送システム
窒素固定作物
制御核融合)
第5章 テクノロジー楽観主義、誇大な謳い文句、現実的な期待(「ブレイクスルー」ではない「ブレイクスルー」の数々;「加速化するイノベーション」という根拠のない説;私たちがもっとも必要とするもの)
著者等紹介
シュミル,バーツラフ[シュミル,バーツラフ] [Smil,Vaclav]
カナダのマニトバ大学特別栄誉教授。カナダ王立協会フェロー。エネルギー、環境、人口、食糧、技術革新史、リスク評価、公共政策などの領域で学際的研究に取り組んでいる。2013年、カナダ勲章を受勲。現在、日本国政府が主導する国際的プラットフォーム「Innovation for Cool Earth Forum」(ICEF)の運営委員会メンバーを務める
栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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