出版社内容情報
本邦初訳!アレクサンドロス大王伝、最後の未邦訳作品が、最新の研究結果をふまえた詳細かつ数多の註とともに遂に刊行。本書だけが伝える情報も多く、西洋古代史の新たな扉が開く。
著者情報
前1世紀のギリシア人歴史家。前90年頃~前30年頃。シチリア島出身であることから、ディオドロス・シクルスと呼ばれる。ローマで歴史家としての名声を得、全40巻からなる『歴史叢書』を完成させた。
内容説明
古代に遺る5つの大王伝の日本語訳が、本書によって完遂。東征軍の構成などの数字的な記録や、政敵の暗殺、親友の火葬などの描写まで、他の伝記にはない内容多数。本文だけでは把握しきれない歴史的背景や人物、地名など詳細に解説。勝利者への称賛だけではなく、敗者の悲惨な運命を語り、戦争の野蛮さを描き出す。
著者等紹介
ディオドロス[ディオドロス]
前1世紀のギリシア人歴史家。シチリア島の出身であることから、ディオドロス・シクロスと呼ばれる。生涯に関する情報は少ないが、前90年頃に生まれ、前30年頃に死去したと考えられる。前60年代後半から史料調査を始め、前60~前55年頃までエジプトに滞在、その後ローマへ赴き、歴史家としての名声を得、さらに執筆を進めて、全40巻から成る『歴史叢書』を完成させた
森谷公俊[モリタニキミトシ]
1956年、徳島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。帝京大学名誉教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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