出版社内容情報
トルコのジズレでクルド人数百名が虐殺されたが国際社会はこれを黙認した。なぜ見捨てられたのか。その真実に迫る渾身の力作。
内容説明
「沈黙した者は、私の弔いに来させるな」。2016年、トルコでクルド人数百人が地下に閉じ込められたすえに虐殺されたが、国際社会はこれを黙認した。絶望の叫び声を聞き取り、それを掻き消した構造に迫る画期的な力作!
目次
第1部 対テロ戦争の間で(世界の週末の風景;和平交渉に託された希望)
第2部 人々は地下から助けを求めていた(叫び続けた七十九日;あれは息子の手よ;仲間たちは生きながら焼かれた;唯一のカメラだから残る)
第3部 語る遺骨、耳ふさぐ国際社会(遺骨は伝える;国際社会は沈黙した)
著者等紹介
舟越美夏[フナコシミカ]
福岡県生まれ。上智大学ロシア語学科卒。1989年共同通信社入社。秋田、福岡、北九州各支社局を経て、97年から金融証券部、経済部。99年外信部。2001年からプノンペン、ハノイ、マニラ各支局長を歴任し、その間にカンボジアの元ポル・ポト派最高幹部、アフガニスタン戦争、スマトラ沖地震津波、ミャンマーの反政府デモ、ベトナムの枯葉剤被害などを取材した。09年に本社に戻り、外信部、デジタル編成部に所属する傍ら、世界各国で取材。米オバマ政権誕生に尽力した若者ら、チェチェン紛争に派遣された元ロシア軍特殊部隊兵士、米軍グアンタナモ収容所の元収容者、中国政府の弾圧に焼身抗議したチベット人少女の母親ら、テーマは多岐にわたる。19年共同通信社退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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