岩波現代文庫<br> 哲おじさんと学くん―世の中では隠されているいちばん大切なことについて

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岩波現代文庫
哲おじさんと学くん―世の中では隠されているいちばん大切なことについて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006004286
  • NDC分類 104
  • Cコード C0110

出版社内容情報

学くんの疑問はいつも友だちや先生にわかってもらえない。自分は今、なぜこの世に存在しているのか。自然法則は「今までそうだった」だけなのに、なぜ未来もそうだとわかるのか。学くんの問いに哲おじさんが答えることで、さらなる疑問が生まれ、哲学的な議論へと発展していく。対話形式で永井哲学のエッセンスを伝える本。

内容説明

「なぜ、この僕は存在しているの?」「なぜ、自然法則は変わらないといえるの?」友だちや先生にわかってもらえない学くんの疑問に哲おじさんが答え、哲学的議論へと発展していく。対話形式で哲学することの面白さを伝える、画期的な哲学入門。岩波現代文庫版では、著者がはじめて哲学に目覚めた頃のエピソードを含む対談の抜粋を収録。

目次

僕が考えていることは人に理解してもらえない
なぜこんな「例外期間」が存在するのか
理性には公的な使い方と私的な使い方がある
しかし理性には超‐公的な使い方もある
一人だけ異教徒の集団に紛れ込んでしまったみたい
気分に浸って想念を流し続けることは考えることではない
哲学には二種類の敵がいる
哲学は祈りを拒否する祈りである
本物の問題であると見なされること自体が嫌がられるような問題がある
問題を自分の悩みとしてではなく「あり方の謎」として捉える能力〔ほか〕

著者等紹介

永井均[ナガイヒトシ]
1951年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻は哲学・倫理学。現在、日本大学文理学部哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

43
会話体で書かれていて、読み易い導入と見開きの話の単位が柔らかい印象を与える。ところが、普通の言葉で会話の中に、意味を理解するというレベルに戸惑う経験がやって来て、いつの間にか読み進めることが困難になる不思議な本。ひとつひとつの言葉の意味ではなく、その世界の理解が問われているからだ。読者は論点を見失い、諦めてとりあえず読み進めようとするが、既に意味のゲシュタルト崩壊を起こしている。著者はテクストとの格闘を「ひたりつく」と表現する。そこで読者にとっては、著者の見解に同意するかどうかが問題になってくる。哲学の議2023/02/18

27
この本を読んで、哲学に興味を持った。今の時点では理解できない部分が多い本だが、数年後、数十年後にこの本を読む時に、自分自身の感じ方が変わっているか楽しみである。2021/01/18

テツ

19
文庫版で発刊されていたので購入。タイトルを一見するとわかりやすい哲学ハウツー本のように感じるけれど、まえがきで永井先生が書かれているように決して簡単な内容ではない。哲おじさんと学くんの対話からはほんの少しでも哲学が心のどこかに引っかかったことのあるぼくたちが、いつか強烈に胸に突き刺さったことのある(そして忘れたふりをしている)命題を揺さぶり起こしてくる。「なぜ」「なぜ」「なぜ」という問いで溢れ返っていた幼い頃の自分より成長した筈の大人の自分だけれど、その「なぜ」は今考えてみてもわからない。2021/02/02

海燕

8
平易な文章で書かれているが、初心者向けというには高度な内容。最初は面白く読めたが、認識論とか存在論の話が延々と繰り広げられ、途中からはついていけなかった。これを読み、小学生の頃に「なぜ、自分(の魂)は他でもないこの身体に属しているのか」と考えていたことを思い出した。当時はそれが哲学の問いに発展する可能性があるなどと思いもよらず、そもそも哲学が何かもまだ知らなかった。再読する日は来るだろうか。2021/10/14

nob

6
日経新聞連載時は、ほとんど理解できていなかったが内容はなんとなく気になっていた。言葉にすることが本質的に不可能な疑問。対話形式にしたのは、読者がとっつきやすいように、ではなく、対話でしか表現できないことだから。二人の(おそらくは悟じいさんも含めた三人の)議論は永井先生自身のなかでずっと自問自答されてきたことなのだろう。2021/10/29

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