出版社内容情報
学くんの疑問はいつも友だちや先生にわかってもらえない。自分は今、なぜこの世に存在しているのか。自然法則は「今までそうだった」だけなのに、なぜ未来もそうだとわかるのか。学くんの問いに哲おじさんが答えることで、さらなる疑問が生まれ、哲学的な議論へと発展していく。対話形式で永井哲学のエッセンスを伝える本。
内容説明
「なぜ、この僕は存在しているの?」「なぜ、自然法則は変わらないといえるの?」友だちや先生にわかってもらえない学くんの疑問に哲おじさんが答え、哲学的議論へと発展していく。対話形式で哲学することの面白さを伝える、画期的な哲学入門。岩波現代文庫版では、著者がはじめて哲学に目覚めた頃のエピソードを含む対談の抜粋を収録。
目次
僕が考えていることは人に理解してもらえない
なぜこんな「例外期間」が存在するのか
理性には公的な使い方と私的な使い方がある
しかし理性には超‐公的な使い方もある
一人だけ異教徒の集団に紛れ込んでしまったみたい
気分に浸って想念を流し続けることは考えることではない
哲学には二種類の敵がいる
哲学は祈りを拒否する祈りである
本物の問題であると見なされること自体が嫌がられるような問題がある
問題を自分の悩みとしてではなく「あり方の謎」として捉える能力〔ほか〕
著者等紹介
永井均[ナガイヒトシ]
1951年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻は哲学・倫理学。現在、日本大学文理学部哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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