• ポイントキャンペーン

ローカル鉄道という希望―新しい地域再生、はじまる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309226767
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

地域再生の救世主は、ローカル鉄道だ。ヒト・モノ・カネを呼び込む、劇的な改善例の徹底取材から見えてきた、鉄道と地域の可能性。

田中 輝美[タナカ テルミ]
ローカルジャーナリスト。島根県浜田市生まれ。山陰中央新報社記者として、2013年、琉球新報との合同企画「環(めぐ)りの海」で新聞協会賞を受賞。2014年秋、独立。『未来を変えた島の学校』(共著)など。

内容説明

呼び込む。解決する。稼ぐ。乗客と信頼とにぎわいを取り戻した路線では、いったい何が起こっているのか―?JR完全乗車のローカルジャーナリストが地域の救世主をたずねて日本中の現場を駆けめぐる。未来へのヒントがここにある!

目次

第1章 どん底からの希望―変わるローカル鉄道(銚子電鉄の現場から;修理費480万円を集めた地元高校生 ほか)
第2章 呼び込む鉄道―人・モノ・カネを動かす(トイレと駅が地域自慢の“名所”―北条鉄道;「日本一」のレストラン列車―肥薩おれんじ鉄道 ほか)
第3章 解決する鉄道―移動しやすい地域へ(制服を着た「何でも屋」―えちぜん鉄道;車もバスも「敵」じゃない―熊本電鉄 ほか)
第4章 稼ぐ鉄道―地域全体を黒字に(過疎の町の救制主―若桜鉄道;改札を出た先の仕掛け―天竜浜名湖鉄道 ほか)
第5章 鉄道と地域の未来―可能性を生かす(誰に、何の価値を提供するのか;地元の役に立つ鉄道 ほか)

著者等紹介

田中輝美[タナカテルミ]
ローカルジャーナリスト。島根県浜田市生まれ。大阪大学卒業。山陰中央新報社で記者をしながら、ふるさとで働く喜びに目覚める。2014年秋に退社し、独立。島根に暮らしながら、島根のニュースを発信、記録している。クラウドファンディングで資金を募った『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』(ハーベスト出版)で第29回地方出版文化功労賞を受賞。一般社団法人・日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)運営委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

10
隣市の図書館より借りて読みました。著者の名前は朝日新聞「地域季評」を読んで知りました。 口先だけではない「地方創生」「地方再生」の具体例が丁寧な取材の上で書かれていて、素晴らしい好著ですね。 私も10年ほどかけて国内の鉄道・軌道(鉄道要覧ベース)を全線走破してからだいぶ経ち、この間、廃止になった路線等は少なからず見てきましたので、こういう具体的な取り組みには励まされる部分が多いです。 道路は税金で建設されますので、自動車産業ほど保護されている産業も珍しいですからね。 著者の他の本も読みたいですね。2022/11/07

西澤 隆

6
「トイレをきれいにするために地域と協業する」ことからはじめた北条鉄道を皮切りに紹介されるいくつもの例では、鉄道の利用者が増えていくだけでなく、鉄道の再生を通してまちの寂れ方を減速させたり新しい小さな栄えをもたらしたりしていて、そのほとんどの例は車社会な田舎でなお、の「身近で【自分たちの】鉄路」という感覚を取り戻すことが起点になっている。そう考えるといすみ鉄道から当地に転じた鳥塚社長の「トキ鉄」は仕掛けが多く話題に富んでいるけれど「地元の足としての鉄路」は相当に軽視しているようにも思えて仕方がないんだよなあ2022/10/05

もりけい

6
銚子電鉄のように「ぬれせんべい」にて本業ではないところで稼がないと事業の厳しいローカル鉄道たち。地元との支え合う心と知恵で今日も列車は走る。2016/10/02

hana@笑顔満開のわくわく探索人

5
それぞれの路線の目指すところ、心意気が伝わってきた。若桜鉄道の話は感動して涙が出た。ついこの前若桜鉄道のSLの社会実験の場面を「みんなの鉄道」の再放送で見たばかりだったから、裏話を知れてよかった。いつか乗りに行きたい。2017/07/09

ココアにんにく

3
『関西ローカル鉄道物語』を読んで著者のローカル鉄道への取材をもっと読みたいと思い手に取った本です。まず乗客がいなければどうしようもない。地域に存在の大切さを知ってもらう活動や、利便性の向上。また観光列車やイベントなど外への発信と色々ある。鉄道趣味は大きな市場だと改めて思った。また上下分離方式は仕組みをもっと知りたくなった。ただ本書を読んだのがコロナ禍。人の流れが減り大手鉄道や航空会社、旅行会社もダメージを受けている。ローカル鉄道がどんな状況なのかが気になります。宮脇俊三『時刻表2万キロ』が出てきた!2021/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11117391
  • ご注意事項