内容説明
沈みゆくヨーロッパ―アメリカの陰り、アジアの興隆。激変する世界経済―崩壊と再編成、世界統治システム。原発とエネルギー―汚染と依存のリスク、方向転換。地図だと見えてくる最新の動向、明日の情勢。
目次
第1部 新しい世界秩序の未来(変化する「力の分配」(西欧―沈みゆく太陽;アメリカ合衆国―それでも大国に変わりなし;危機に瀕するヨーロッパ;影響力を探るロシア;日本―足かせをはめられた大国;自信をつけた大国、中国;実用主義の大国、インド;大国になりつつあるブラジル;激動するアフリカ;激変に沸きたつ地中海沿岸諸国;大国が狙う戦略の地、東南アジア)
世界の力関係を左右する経済(一変した豊かさ;ブレトン・ウッズ協定後の世界統治システム;足かせのない自由な貿易;熾烈な通貨戦争;非難される租税回避地)
環境問題は人類の挑戦(エコロジカル・フットプリント;陸地と海―おびやかされる資源;エネルギー問題は方向転換を迫られている;気候変動に翻弄される世界))
著者等紹介
ヴィクトル,ジャン‐クリストフ[ヴィクトル,ジャンクリストフ][Victor,Jean‐Christophe]
1947年生まれ。地政学と国際関係学のフランス人学者。人類博物館の民族学研究所教授、フランス国立東洋言語文化研究所の教授資格を持つ
鳥取絹子[トットリキヌコ]
1947年、富山県生まれ。フランス語翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月と星
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★★★外国が日本をどうみているのかに興味があった。とかく国益に走る傾向が強かった世界の国々が、ようやく本気で省みる時代がきているのかもしれない。地図好きにはたまらない、地理の勉強だけでなく、社会全般の勉強ができます。ブータンはすごい。2012/12/07
shimojik
0
現代の世界秩序は経済の文脈で語られる。物流や輸出入の図が大きく描かれる。これもそろそろ飽和していて、もうすぐ政治で語られるようになるのかもなって思った。この、人が動きやすいお膳立てが整ってきた感はなんなんだろう。2012/09/29
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