出版社内容情報
歴史の大きなうねりのなかで、男は、ひたすら北の大地を歩き続けた。
旅の途中でいくつものアイヌの人々の村を訪れ、温かいもてなしに感謝と友情で応えた。
そして、言葉、地名、自然、生活と文化・・・あらゆるものを記録に残し、広く世に伝えようとした。
歴史的史実をもとにしたフィクション。
コラムでは、アイヌの人々の衣食住や武四郎が手がけた出版事業、武四郎の晩年の住居なども紹介。
北海道の名づけ親の、知られざる熱い人生!
内容説明
歴史の大きなうねりのなかで、男は、ひたすら北の大地を歩き続けた。旅の途中でいくつものアイヌの村を訪れ、温かいもてなしに感謝と友情で応えた。そして、言葉、地名、自然、生活と文化、あらゆるものを記録に残し、広く世に伝えようとした―。北海道の名づけ親・松浦武四郎の熱い物語。
著者等紹介
泉田もと[イズミダモト]
埼玉県生まれ。第14回ジュニア冒険小説大賞を受賞、同作品『旅のお供はしゃれこうべ』(岩崎書店)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっちゃん
13
北海道、冒険好きには興味深い松浦武四郎。特に憧れるのはサハリン。いつか山歩きやツーリングで行ってみたいです。あっさり子供向けだったのでもっとガッツリ長編で読みたかったな。しかし松前藩はいつも悪よのお。2024/03/06
稲田紹
9
少し、ワタクシには合わない内容でした。2023/06/19
izw
7
蝦夷地にあこがれ、苦労しながら何度も蝦夷地を調査し、アイヌと交流し、膨大な調査記録、地図を著した松浦武四郎の物語。役人として訪れ始めたところまでで、江戸時代の残り2回の赴任、明治時代になってからの関わりについても、知りたいところである。また、引退後の生活についても面白そうな記述があった。なかなか興味深い人物であるので、今度機会があったら、本格的な伝記を読んでみたいものだ。2023/12/29
エル
5
松浦武四郎の北海道探索記。児童書で読みやすい。ホロケウの正体がまさかのまさかだった。アイヌに興味があれば入っていきやすい物語かな。そういえば以前松浦武四郎について書かれた本を途中で諦めてしまったけど、また読み直したいと思ったし真宮林蔵の本も読みたい。やはり私はアイヌに興味がある。2023/05/17
奏
5
北海道の名付け親、松浦武四郎の生涯を書いた物語。伊勢の国に生まれ、旅に憧れ好奇心旺盛な武四郎。外国からの脅威から我が国を守りたいと、蝦夷地を目指す。アイヌの人達への思いや尊敬が北海道という名前にこめられていることを知る。裏表紙には武四郎が自分の足で歩き、びっしりと名前を書き記した地図があったり、コラムとしてアイヌの人達の暮らしを紹介。2023/05/13