内容説明
遷宮の本当の意義についてはよく分かっていない。誰一人、その20年ごとの意義について、まだ答えていない。式年遷宮の歴史において、戦乱の時代、長い中断を余儀なくされたこともあって、その本義が忘れられてしまったのだ。さらに、神宮はいつ創祀されたのか、誰が、誰を祭り始めたのか、なぜ内宮と外宮の二宮があるのか…。多くの主要な問題に、まだ解答が出せないでいる。本書は、それらの謎に、「数」の解釈から挑む。
目次
第1部 神宮の本当の姿(式年遷宮は一九年ごとか、20年ごとか;式月式日にどんな意義があるのか;外宮はだれを祭っていたのか;神宮創祀年はどう決められたのか)
第2部 伊勢神宮と古代史(持統天皇はなぜ伊勢に行幸したのか;紀元はどのように決められたのか;なぜ崇神天皇は神に祟られたのか;斎宮派遣年はどう決められたのか;豊受大神はどこから来たのか;なぜ「天智紀」には神宮の記事がないのか;天武はなぜ伊勢に執着したのか;天武さま、持統より愛をこめて)
著者等紹介
江口洌[エグチキヨシ]
1938年、佐賀県鹿島市出身。國學院大学(修士)修了の後、米国のバックネール大学、スタンフォード大学、シカゴ大学で講師を勤める。現在、千葉商科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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