内容説明
本邦初!!「王家の谷」完全ガイド。エジプト考古学の最新の成果を踏まえ、写真と図面と地図を駆使してあらゆる側面から紹介する王たちのネクロポリス。周辺の神殿も併せて紹介。
目次
王家のネクロポリス(王家の谷;王妃の谷)
数百万年永続すべき神殿群(デイル・エル=バハリ;セティ1世神殿;ラメセウム;メムノンの巨像;メディーネト・ハブ神殿)
職人の墓地(デイル・エル=メディーナ;デイル・エル=メディーナの神殿;貴族の墓)
テーベ山周遊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
232
著者のアルベルト・シリオッティは写真家。それ以上の情報が得られなかったが、名前からするとイタリア系。エジプトの考古学関係の著書が何冊かあるようだ。この本でも通常では入れない所にまで入りこんで撮影しているので、専門家として認められているのだろう。どの写真も色鮮やかで、美しいのだが、位置関係を示す詳細図や、ピラミッドの内部空間の図解がわかりやすく、また興味深い。そして、あらためてエジプト文明の壮大さを思う。黄金のマスクが現存する故にツタンカーメン王が名高いが、古代エジプトの歴史の中では、どちらかといえば⇒2025/05/05
みや
28
テーベのネクロポリス「王家の谷」を徹底解剖するガイドブック。一冊丸ごと王家の谷のみにスポットを当てており、情報量が凄い。墓や神殿がいくつもあり、建設された時代によって構造も形態も異なるため、俄か勉強の私にはまだまだ知らないことばかりだった。有名どころ以外の墓も人物像や副葬品などを丁寧に解説している。描かれた壁画の意味を知りながら見たら、ただ漠然と見るだけより何倍も楽しめそう。一般公開されて実際に入れる墓だけでも見どころが本当に多すぎる。墓の平面図が横からと上からの2種類あり、驚く程にイメージしやすかった。2018/03/28
鯖
11
墓内部の図解図から始まって、写真や絵画、図版を用いてビジュアルが充実している。ツタンカーメンのマスク像のドアップにビビった。2014/07/26
pika
1
平面図もあり、わかりやすかった。2009/09/08
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- 和書
- 夏の砦 文春文庫