内容説明
“紋章学”の基礎からその奥深い魅力まで、紋章のすべてを紹介。
目次
第1章 紋章とは
第2章 紋章の起原
第3章 紋章の構成
第4章 楯
第5章 フィールドの分割―分割図形
第6章 オーディナリーズ
第7章 チャージ
第8章 ディファレンシング
第9章 マーシャリング
第10章 現行のマーシャリング
第11章 オーグメンテイション
第12章 イギリス王家の紋章史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuki
10
大学の授業でレジュメを作る際に、参考文献として。元々家紋が好きなので読んでいて興味深かった。「イギリス王室の紋章史」を中心に読んだが、分かりやすく丁寧。しかし、興味のない人が面白く読むことができるかと聞かれたら、それは難しいと思う。2013/05/16
(ま)
1
楯で何の某の誰を区別するために編み出された気が遠くなるような絵に描いた家系の世界の解読法入門・・・どのように見れば良いのか、何を意味しているのか等は朧気に理解できるが、紋章学専門用語や膨大なバリエーションは殆ど頭に入ってない・・・2022/04/29
Akito Yoshiue
1
図版が豊富で説明もわかりやすいのが素晴らしい。一気に読んでしまいました。2015/02/05
秋良
1
ただの飾り(失礼)のようにしか見えなかった物の一つ一つに意味があることが分かっていくと、パズルを解いてるような気分になってくる。パンツの紋章を誰が使ったのか、ぜひとも知りたい。しかしこれ、例えば授業なんかで90分講義されたらノイローゼになりそうだわ。2013/12/23
おもいました。
0
紋章学の基礎教科書。 紋章を観察するうえで必要となる基礎知識を、図を挿しながら丁寧に教えてくれる本です。 巻頭のカラーページには様々な紋章が所狭しと掲載されています。 本文を読むまえはパラパラと眺めるだけでしたが、読了後はひとつひとつの紋章を愛でることができるようになりました。 抽象化された模様が含む意味や、特定の身分をもつ者しか配すことを許されないパーツなど、知れば知るほど紋章が楽しくなります。 読んでよかったと思える一冊です。2012/07/24