内容説明
19世紀以来アジアに確固たる地歩を築いた西欧列強、不安定な経済ゆえに海外進出を余儀なくされる後発国日本。満州事変、日華事変、太平洋戦争と続く昭和の戦争をそれぞれの局面で分析し、総括的な歴史として描いた大著。
目次
第1部 アジアの抗争(中国と日本;戦争以外の手段による海軍の争覇戦;重大な満州事変;中国―国内革命と外交政策;日本―国家改造と外交政策;戦火再燃―日華事変勃発;国際不安―日本と宥和政策;インドと紛争;北へ向かう関心 ほか)
第2部 海洋での角逐(変貌する戦争の性格;日米交渉;パールハーバー攻撃;パールハーバー以後の戦い)
第3部 戦局の最高潮(日本の100日;インドの嵐;4つの破綻;太平洋のマッカーサーとニミッツ)
第4部 日本の敗戦(1943年半ば;2つのインド軍;中国〈1942‐44〉;落日;戦争終結)