ネロ―皇帝にして神、芸術家にして道化師

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ネロ―皇帝にして神、芸術家にして道化師

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309221748
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

内容説明

ローマの平和という退屈が、ネロという不可解人物を生んだ。夫を殺した母、その母を殺すという異常劇も、近親相姦、不義密通、あらゆる淫行も、だからどうだというのか。痛烈に現代を映す繁栄期ローマ時代の不気味、かつ赤裸々な人間像を描く歴史的伝記読物の傑作。

目次

1 17歳にして皇帝となる
2 ネロとその時代―アグリッピナ抄
3 女とはやっかいなもの
4 パンと見世物
5 政治家ネロ
6 ローマ炎上
7 ピソ陰謀事件
8 初期キリスト教徒のドラマ
9 ある芸術家の巡業
10 神なる者の非人間的な最期
11 ネロの後継者―ガルバ、オト、ウィテリウス
12 エピローグ―ネロは狂気だったのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

21
暴君の代表的存在のネロだが、実際の彼はイメージ程残酷な人物ではなかったらしい。芸術をパトロンとして愛するのではなく、自らが芸術家になろうと様々な奇矯を行い貴族の反感を買ったことや、キリスト教への弾圧で後世の知識人達に憎まれたことが、ネロの実像を大きく歪めてしまったようだ。しかしローマ人の性に対する奔放さは現代から見てもかなりのものだと思える。キリスト教が禁欲的になった遠因もこの辺りにあるのかもしれない。 2015/11/30

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