溺れる少女

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溺れる少女

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309209401
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

★ブラム・ストーカー賞受賞作
★ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞受賞作
★世界幻想文学大賞最終候補作
★英国幻想文学大賞最終候補作
★ネビュラ賞最終候補作
★ローカス賞最優秀ファンタジー小説賞最終候補作
★シャーリイ・ジャクスン賞最終候補作

ニューヨーク・タイムズはじめ各紙誌絶賛!
ローカス賞、世界幻想文学大賞受賞作家の最高傑作!

絵画「溺れる少女」に瓜二つの女性に魅入られた主人公は、精神に異常をきたす。怪談、都市伝説、人魚、人


【目次】

内容説明

狂気を宿した母ローズマリーと祖母キャロラインの記憶をたずさえて生きる、画家兼小説家のインプ。ある日、町で出会ったゲームライターのアバリンと恋をするが、ドライブ中の路上で裸の女性エヴァと出会い、物語が反転していく。11歳のときにはじめて見た絵画『溺れる少女』、セーヌ河で溺れた名なしの少女、赤ずきんちゃん、ルイス・キャロル、ブラック・ダリア、ウラジーミル・ナボコフ、ジェヴォーダンの獣、セイレーン…。エヴァに出会ったのは、夏の夜のルート122か、秋の夜のウルフ・デン・ロードか。真実と事実が入りまじる、新たなゴースト・ストーリーの誕生。ローカス賞、世界幻想文学大賞受賞作家の最高傑作。

著者等紹介

キアナン,ケイトリン・R.[キアナン,ケイトリンR.] [Kiernan,Caitl´in R.]
1964年アイルランド・ダブリン生まれ。アメリカに移住し、大学で地質学と古生物学を学ぶ。92年頃から小説の執筆を始め、人気コミック『サンドマン』スピンオフ作品のシナリオも手がけた。ホラー、ダークファンタジーの優れた書き手として高い評価を得ており、98年、長篇『Silk』で国際ホラーギルド賞第一作部門を受賞。2012年には本作でブラム・ストーカー賞とジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞(現アザーワイズ賞)を受賞。また14年には「縫い針の道」でローカス賞短篇部門を受賞したほか、世界幻想文学大賞など受賞多数。また、古生物学者として研究を続けるほか、音楽活動も行なっていた

鯨井久志[クジライヒサシ]
1996年大阪府生まれ。翻訳者・書評家・精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

147
表紙イラストに魅かれて読みました。ケイトリン・R.キアナン、初読です。ブラム・ストーカー賞受賞作にて、各賞の候補作という事で期待して読んだのですが、ホラーと言うよりも幻想譚でした。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209401/ 2026/02/03

藤月はな(灯れ松明の火)

65
不可思議な文章でてっきり、複数の人格が同居するインプが他の人格にツッコまれたり、促されて自己の事を書いていると思っていました。祖母、母が狂気に陥った事から彼女は事実に忠実な文章を書こうと努める。だが、彼女が書けば書く程、矛盾や齟齬が浮かび上がってくるのだ。また、削除された言葉の痕跡が書かれなかった事を逆に強調するが実態は分からない様はシュレディンガーの猫のよう。それにしても博覧強記の注釈作成やインプの(唐突に告げられた)数唱障害を強調する頁指定などを厳守する形で翻訳した鯨井さん、本当にお疲れさまでした!2026/03/04

ズー

23
統合失調症や薬からくる幻覚か、はたまた事実なのか…波のようにたゆたう記憶の中で語られる怪談。本当か嘘か分からない…これぞ怪談とも思う。最後まではっきりとしたことは分からなかったが、分かったようにも思う。読みながらどこに連れて行かれるんだろ…と不安に思いつつも、楽しんで読めた。友達が統合失調症のとき見た幻覚を話してくれたことがあったのだが、本当にその時は本当に思っていたと言っていたし、やはりその話は目にしたものを題材にしていたように思うし。この話は幻想的なようでリアルとも思える。描き方が絶妙。2026/02/25

yuui

17
難しかったー。 目を瞑ると頭の中にできる夢みたいな物語をずっとぐるぐるしとるなんとも言えやん不思議な本でした! とりあえず文章力と表現力がえげつない。 読ませようとしてくる 笑。 こんなに訳分からん本は「赤目姫の潮解」「百年の孤独」以来でした! これ理解できた人に色々教えてほしい🥺📚2026/01/05

ettyan えっちゃん

15
これだけ茫洋とした入り組んだ雰囲気なのに、読みやすい。すいすいと読める。お話の流れは、それほど複雑ではない。「溺れる少女」という絵画を見て、ミーム化された亡霊が繰り返しモチーフとして現れる。それは亡霊なのか、現実なのか、創作なのか。それが、分からないままに、ぐるぐると描かれるのだが、これが心地よいというか、大量に出てくるモチーフ、引用、事件のイメージがホラーとしての雰囲気をかろうじてとどめているが、最終的には幻想文学かな。ケリーリンクや帯にもあるがエヴンソンなんかの、ちょいとずれてて気持ち悪さが残るやつ2026/01/01

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