肉は美(うま)し

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肉は美(うま)し

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309209357
  • NDC分類 963
  • Cコード C0097

出版社内容情報

全世界100万部突破 30カ国翻訳 TikTokで話題の超問題作
人肉食が合法化した社会を冷徹に描き切った、究極のディストピア食人ホラーSF!
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◆クラリン文学賞(2017)受賞
◆レディース・オブ・ホラーフィクション賞長編部門最優秀賞(2020)受賞
◆ワシントン・ポスト紙ベストSF(2020)選出
◆フィナンシャル・タイムズ ブックオブザイヤーSF部門(2020)選出
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動物感染症のパンデミックにより畜肉が食べられなくなり、かつてない食糧危機が人類を襲った近未来の世界。たんぱく源を求め続けた人々の間で、移民・貧民を狙った人肉の闇取引が横行。食肉需要を満たそうとする企業の圧力に政府が屈し、ヒトの飼育・繁殖・屠畜・加工が合法化された。この出来事は〈移行〉と呼ばれ、家畜化されたヒトは〈頭〉、それを加工して作られた人肉は〈特級肉〉と言い換えられた。「クレイグ食肉処理工場」の重役マルコスは、〈頭〉を解体し、〈特級肉〉として出荷する日々を送っていた。ある時、一頭の家庭飼育用の最高級の〈頭〉のメスをなりゆきで譲り受けるが、非合法とされる「人間扱い」をはじめてしまい……。
世界中で話題沸騰〈スパニッシュ・ホラー文芸〉超問題作!


【目次】

内容説明

クラリン文学賞2017受賞。レディース・オブ・ホラーフィクション賞長編部門最優秀賞2020受賞。ワシントン・ポスト紙ベストSF2020選出。フィナンシャル・タイムズブックオブザイヤーSF部門2020選出。動物感染症のパンデミックにより畜肉が食べられなくなり、かつてない食糧危機が人類を襲った近未来の世界。たんぱく源を求め続けた人々の間で、移民・貧民を狙った人肉の闇取引が横行。食肉需要を満たそうとする企業の圧力に政府が屈し、ヒトの飼育・繁殖・屠畜・加工が合法化された。この出来事は〈移行〉と呼ばれ、家畜化されたヒトは〈頭〉、それを加工して作られた人肉は〈特級肉〉と言い換えられた。「クレイグ食肉処理工場」の重役マルコスは、〈頭〉を解体し、〈特級肉〉として出荷する日々を送っていた。ある時、一頭の家庭飼育用の最高級の〈頭〉のメスをなりゆきで譲り受けるが、非合法とされる「人間扱い」をはじめてしまい…。世界中で話題沸騰〈スパニッシュ・ホラー文芸〉超問題作!人肉食が合法化した社会を冷徹に描き切った、究極のディストピア食人ホラーSF!

著者等紹介

バステリカ,アグスティナ[バステリカ,アグスティナ] [Bazterrica,Agustina]
作家。1974年ブエノスアイレス生まれ。ブエノスアイレス大学で美術を学んだ後、小説を書きはじめ、ブエノスアイレス市文学賞最優秀未発表短編賞(2004、2005)、第38回ラテンアメリカ短編賞最優秀賞(2009)などを獲得。長編『肉は美し』(2017)で、現代アルゼンチン文学の最重要文学賞クラリン文学賞を受賞。衝撃的な内容からTikTokを起点に社会現象化。世界30カ国以上で翻訳され、100万部を突破するベストセラーに。レディース・オブ・ホラーフィクション賞長編部門最優秀賞(2020)を受賞し、ワシントン・ポスト紙ベストSF(2020)にも選出された

宮〓真紀[ミヤザキマキ]
スペイン語圏文学・英米文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Sam

42
衝動買い。ストーリーは帯(「人肉食が合法化した社会を冷徹に描き切った、究極のディストピア食人ホラーSF」)で充分分かるし、恐ろしくリアルでホラーな場面がこれでもかと続く。でも内容はいたって真っ当で、人肉工場で優秀な社員として働きつつも人間が持っているはずの尊厳や情感を失うことができない主人公の苦悩を描く。後書きによると「野蛮な資本主義」を批判するのが著者の狙いである由。この社会には希望ある未来は見出せないことを描きつつ、主人公の再生の可能性を垣間見せるエンディングを自分はポジティブに受け止めたが甘いか?2025/11/26

本の蟲

18
動物媒介のウイルスで畜産を食べることが不可能になった近未来。秘かに人肉食が横行し、社会的圧力で遂に人肉食が合法化された。表向きは培養された食用人類〈特級肉〉の認可のみだが、裏では人身売買や墓暴き、襲撃、肉を食う誰もが喰われるリスクのある世界のディストピア小説。食肉処理工場の幹部である主人公は、世界の欺瞞に苦悩しつつ業務を行っていたが…。当然作者はヴィーガン。「動物を人に置き換えて見ろ!」だけでなく、ラインを引いた相手への人の割り切りと無関心はなかなか読ませる。ラストの狂ったオチはかなり印象的2025/12/26

おだまん

13
グログロ注意。人はこんなに肉が食べたいんだろうか。。作者の意図にまんまとはまりこれを動物に置き換えてしまう。人間の闇をむき出しにしたまさにホラー。2025/12/15

沙智

8
文学性の高いディストピアSF。感染症が爆発しているので動物を描いた商品は売られなくなっており、小人や妖精になっているという細かいディストピア描写が好き。全体的に描写が淡々としているので、ホラーとして括られることにピンと来なかったけど、冷静に考えたら人肉食が罷り通ってる社会という状況自体がまずホラーである。そしてラストにかけての加速が凄まじい。主人公の感情の変化は少し拙速に感じだけど、だからこそインパクトのある結末になっている。2025/11/24

イツキ

6
人肉食が合法となった近未来が描かれる作品。今年読んだ本の中で一番衝撃的な作品でした。制度化されただけで同じ人間を家畜と、食べ物と認識できてしまうものなのかと疑問も覚えますが、戦争や差別、虐殺などの歴史を考えるとありえないと言い切る事が出来ないことに複雑な気持ちになります。主人公の内面を描く文章は非常に美しく、周囲の人々や制度に対し疑問を持ちながらも生きるために仕方なく合わせているといった一抹の良心を感じられるのですが過酷なストーリーはそれすらも許さず打ち砕くような結末でした。2025/11/18

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