地下鉄駅

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309209340
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報




【目次】

内容説明

会社の金を横領した中年男性、いじめに悩む中学生、持病を苦にした老人、他人から見れば羨望の生活を送る女性―。ホームで自死を選ぶ人々の人生を縦軸に、自殺防止プロジェクトを任された地下鉄職員・葉育安の日々を横軸に編み上げた、社会への考察をふかく促す話題書。

著者等紹介

何致和[カチワ]
1967年、台湾・台北市生まれ。小説家、翻訳家。中国文化大学英文学科卒業、国立東華大学大学院創作・英語文学研究所修士課程修了。編集者として出版社勤務を経て創作活動を開始。聯合報文学賞、寶島小説賞、教育部文藝創作賞など受賞多数

及川茜[オイカワアカネ]
1981年、千葉県生まれ。専門は中国語圏の諸文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

65
地下鉄駅というタイトルに惹かれました。冒頭からすると、仕事小説なのかと思いましたが、家族の問題、恋愛など人間ドラマの要素が強い物語でした。翻訳のおかげなのだと思いますが、構成もよく、物語もわかりやすい作品でした。2025/11/23

踊る猫

38
重厚なテーマを骨太に伝えようとする心意気を買いたい。だが、その意気込みが空回りしていないか(地下鉄職員たちの発想がこれといったチェックも通過せずかんたんに実現しすぎるご都合主義、ならびに45歳男の主人公と新人女性運転士のあいだの恋物語の設定がはらむ無理が気になる)。その空回りを怪我の功名よろしく活かすことにも失敗しており、結果としてなんだか煮え切らない作品になった感は否めない。だが、それでも志の高さは買いだと思うしここから現代人の孤独(言葉にしてしまうと陳腐だが)を考える上でヒントが出てくることもたしかだ2025/11/08

detu

16
11/19~30。新刊棚。初台湾作家。台湾の地下鉄会社、運行管理課主任。家庭では認知症が進行している母親を介護する娘との悶着が続く。ある日飛び込み自殺対策を一任され仕事にも翻弄。その対策が笑い話レベルでエスカレートしていくき、彼の無能ぶりを発揮している。自殺事故にあった女性運転手にやがて恋心を抱き、こちらも中学生かと思うほどの奥手。この人は何に対しても他力本願で無欲。読んでいて、なんだか自分の事書かれているようだった。2025/11/30

higassi

5
★★★★☆ 毎日新聞の書評を見て読みました。地下鉄駅の飛び込み自殺というヘビーなテーマながら、主人公・葉育安の仕事にも家族にも恋にも不器用さは、どこかユーモラスさもあり、なんとなく応援したくなりますね。なかなか普段味わえない感覚の一昨でした(毎日新聞「今週の本棚」川本三郎・評 251227)。2026/01/18

ルッコラ

4
この話の舞台ををそのまま日本に置き換えても違和感のない内容だ。どんな対策を講じても減らないホームからの飛び降り自殺。自殺防止策が失敗続きで上司からも部下からも「使えないやつ」と思われ、家では認知症の母と大学生の娘のフキハラに悩まされる地下鉄会社に勤めるおじさんが主人公。自殺者をひいてしまった若い女性運転手から少し頼りにされると、自分に好意があると勘違い。会議中に二人で京都旅行にいくツアーをスマホで探しているのがばれる。東京もそんな残念なおじさんだらけです。 そんなおじさんを応援したくなる温かさを感じる作品2026/01/19

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