内容説明
「不幸を呼ぶ子」と忌み嫌われる少女が、揺るがぬ友情を手にしたとき、いかなる力を発揮するのか。ファシズムが台頭するイタリアで、境遇も性格も正反対の二人の少女が出会い、社会の理不尽に立ち向かう様子を描いた傑作。
著者等紹介
サルヴィオーニ,ベアトリーチェ[サルヴィオーニ,ベアトリーチェ] [Salvioni,Beatrice]
1995年イタリア、ロンバルディア州モンツァ生まれ。ミラノのサクロ・クオーレ・カトリック大学で近代文学を学んだのち、現代文献学で修士号を取得。その後トリノのライティングスクール“スクオーラ・ホールデン”にて2年間の文芸コースを修める。2021年、同校在学中に発表した、「切り取られた舌たちの夜間飛行(Il volo notturno delle lingue mozzate)」で、イタリア文学界の新人の登竜門として知られるイタロ・カルヴィーノ賞(短篇小説部門)を受賞。その後に執筆した初めての長篇小説『マルナータ 不幸を呼ぶ子』が、2021年のフランクフルト・ブックフェアで注目され、本国イタリア、フランス、スペイン、ギリシャ等、欧州各国で同時出版されるという、新人としては異例のデビューを飾る
関口英子[セキグチエイコ]
埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業。翻訳家。『月を見つけたチャウラピランデッロ短篇集』(光文社古典新訳文庫)で第1回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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