「武漢日記」が消された日―中国から始まったある言論弾圧

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「武漢日記」が消された日―中国から始まったある言論弾圧

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  • サイズ 46判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309208749
  • NDC分類 925.7
  • Cコード C0098

出版社内容情報

中国当局が危険とみなした言論はどのように抹殺されていくのか――コロナ禍、大きな話題となった『武漢日記』を軸に、その知られざる実態を詳細に記録した衝撃のノンフィクション。

著者情報
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)現代中国文化研究科教授。方方の『武漢日記』英訳版訳者。中国現代作家の作品の翻訳を多数てがけ、中国映画に関する著書もある。

内容説明

コロナ禍、たった一人の作家が綴った「日記」をなぜ中国当局は「危険」とみなし、弾圧したのか―2020年1月、新型コロナウイルス蔓延により封鎖された中国の大都市・武漢。その渦中で著名な女性作家・方方がブログで発表した『武漢日記』はコロナ禍の希望として、中国国内で称賛され、毎夜更新が待ち望まれた。しかし、国際出版のニュースを機に一転、苛烈な批判とネット攻撃にさらされ、ここ数十年でもっとも長期的なヘイトキャンペーンへと変貌した。『武漢日記』とその著者、さらには英語版訳者も標的とされた生々しい記録の一部始終、知られざる実態を詳細に綴った衝撃のノンフィクション。

目次

プロローグ 発端
評判になった日記
翻訳とウイルス
書名への攻撃
放たれたネット荒らし
魔女狩り
方方がポップカルチャーに?
さまざまな武漢日記
不思議な感覚
理由
教訓
エピローグ 光明

著者等紹介

ベリー,マイケル[ベリー,マイケル] [Berry,Michael]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)現代中国文化研究科教授および中国研究センター長。中国現代作家の作品の翻訳を多数手がける。台北金馬映画祭など多数の映画祭で審査員も務めている

竹田純子[タケダジュンコ]
同志社大学文学部英文学科卒業。ノンフィクションのほか、ウェブサイトやマーケティング資料などの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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星落秋風五丈原

24
方方は皆に日記を書くよう勧める。多くの武漢日記があって良い。そうすれば、もっと様々な改善点に気づけるからだ。しかし中国政府のやり方は真逆だった。天安門事件の時も、香港民主化運動弾圧の時も、常に中国為政者側の態度は変わらなかった。当時アメリカの大統領も褒められたものではなかった。マスクを外して集会に出席し、自身や家族が感染した。ウィルスの事をチャイナウイルスと呼び、無駄に中国との間に緊張感を生んだ。自国の失策から目を逸らすために、他者に矛先を向けたわけで、結局自身が攻撃していた中国と同じことをやっている。2023/02/28

ののまる

9
行きすぎた中国の愛国教育は、いつか何かで大爆発すると思うが、それが自分たち(共産党政府)に返ってきたときにどうするのかな。悪意とヘイトとナショナリズムが渦巻くSNSと、自由に意見を表明できない現在の中国において、それでも声をあげる人々の存在が示される最後のエピローグに救われる。2024/03/09

takao

4
ふむ2023/06/23

Nomsan

1
2020年初頭の武漢ロックダウンの様子を記録した方方『武漢日記』(もとはウェブ日記)の英語版訳者が記録した、同書と著者と自分自身をめぐって生じた出来事が詳細に記され、分析されている。当局による情報統制の様子や進め方、一部の者による著者や訳者への圧力、日記への誹謗の様子などを知ることができる。 一流研究者の情報記録と分析の力に圧倒された。2023/08/31

たま

1
確かに。しからば根本、どこから。2023/05/12

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