出版社内容情報
キューバ革命、ペルー大統領選、ドミニカの独裁政治など、ノーベル賞作家が自らの足跡も交えて政治・暴力と文学の密接な関係を語る。
内容説明
キューバ革命、ペルー大統領選、ドミニカ共和国の独裁者トルヒーリョ、解明されない犯罪…。世界を揺るがす出来事をいかにして小説化するか。文学と社会、ジャーナリズム、登場人物の造形法、物語における時間構成など、すべての小説愛好者必読のスリリングな講義録。
目次
まえがき プリンストン大学のマリオ・バルガス=リョサ
1 小説の理論
2 ジャーナリズムと文学
3 ラ・カテドラルでの対話
4 マイタの物語
5 誰がパロミノ・モレーロを殺したか
6 水を得た魚
7 チボの狂宴
8 二十一世紀のテロの脅威
著者等紹介
バルガス=リョサ,マリオ[バルガスリョサ,マリオ] [Vargas Llosa,Mario]
1936年、ペルー生まれ。58年、リマのサン・マルコス大学卒業後スペインに留学、マドリード・コンプルテンセ大学で博士号を取得する。59年、短篇集『ボスたち』で作家デビュー、63年には初長篇『都会と犬ども』を発表し、一躍脚光を浴びる。その後、長篇を次々に発表、ラテンアメリカを代表する作家として確固たる地位を築く。74年、ペルーに帰国してからは作家活動の傍ら政治活動も積極的に行い、90年にはペルー大統領選に出馬するがアルベルト・フジモリに敗れる。その後も長篇小説を精力的に発表しつづけている。評論や戯曲も多数。2010年、ノーベル文学賞受賞
立林良一[タテバヤシリョウイチ]
1959年山梨県生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。同志社大学准教授。ラテンアメリカ文学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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