プリンストン大学で文学/政治を語る―バルガス=リョサ特別講義

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プリンストン大学で文学/政治を語る―バルガス=リョサ特別講義

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309207858
  • NDC分類 964
  • Cコード C0098

出版社内容情報

キューバ革命、ペルー大統領選、ドミニカの独裁政治など、ノーベル賞作家が自らの足跡も交えて政治・暴力と文学の密接な関係を語る。

内容説明

キューバ革命、ペルー大統領選、ドミニカ共和国の独裁者トルヒーリョ、解明されない犯罪…。世界を揺るがす出来事をいかにして小説化するか。文学と社会、ジャーナリズム、登場人物の造形法、物語における時間構成など、すべての小説愛好者必読のスリリングな講義録。

目次

まえがき プリンストン大学のマリオ・バルガス=リョサ
1 小説の理論
2 ジャーナリズムと文学
3 ラ・カテドラルでの対話
4 マイタの物語
5 誰がパロミノ・モレーロを殺したか
6 水を得た魚
7 チボの狂宴
8 二十一世紀のテロの脅威

著者等紹介

バルガス=リョサ,マリオ[バルガスリョサ,マリオ] [Vargas Llosa,Mario]
1936年、ペルー生まれ。58年、リマのサン・マルコス大学卒業後スペインに留学、マドリード・コンプルテンセ大学で博士号を取得する。59年、短篇集『ボスたち』で作家デビュー、63年には初長篇『都会と犬ども』を発表し、一躍脚光を浴びる。その後、長篇を次々に発表、ラテンアメリカを代表する作家として確固たる地位を築く。74年、ペルーに帰国してからは作家活動の傍ら政治活動も積極的に行い、90年にはペルー大統領選に出馬するがアルベルト・フジモリに敗れる。その後も長篇小説を精力的に発表しつづけている。評論や戯曲も多数。2010年、ノーベル文学賞受賞

立林良一[タテバヤシリョウイチ]
1959年山梨県生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。同志社大学准教授。ラテンアメリカ文学研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

シローキイ

22
ラテンアメリカのペルーを代表する作家で、ラテンアメリカ文学ブームを牽引した大作家バルガス=リョサ。彼は作品にどんな想いを込めたのかを仔細に研究者と一緒に分析していく本作は、母国ペルーを含めたラテンアメリカ社会とバルガス=リョサがどう対峙してきたのか、文学とは何を物語るべきなのかを彼自身の言葉から教えてくれる。独裁社会と独裁によって生じる歪みはとても説得力があった。また、日系人の元ペルー大統領アルベルト•フジモリと闘った大統領選挙に関する回顧も興味深かった2020/09/20

ふみふみ

10
政治や文学、ジャーナリズムの話も面白いですが、やはり自作を語るパートが一番興味深いです。特に「ラ・カテドラルでの対話」はどうしてあんな難解にしちゃったのか、その狙いはなるほどと納得です。ちなみに私はドン・フェルミンをいいお父さんだと思ってましたが、リョサ先生曰く偽善者キャラですか、私も全然読みが甘いですね。他「チボの狂宴」は現実はもっと酷くて書けないこと多数とか(恐...)、先生の作品中唯一の使い回しキャラである「緑の家」リトゥーマさんについては先生本人もどうしてそんなに顔を出すのか分からないとか笑。2022/08/19

TK39

4
バルガス リョサのプリンストン大学におくる文学、政治の講義録。主に5つの作品の背景から政治とは、社会について考えを語っていく。ペルーの大統領選挙においてフジモリ氏に敗北したが、勝っていたらどうなったか。 独裁者を主人公にした作品を語る章でこれからの独裁者はかつてとはちがい、テクノロジーを使い、徐々に私権を奪うジョージオウェルの小説のような形態になるだろうとコメントしている。中国がまさにそのような状況か。 まだ、3冊積読本になっているリョサにチャレンジするモチベーションがアップ。2020/03/15

いのふみ

3
「作家は常に現状に対して抵抗をする存在だ」という強い意志がみえる。2020/12/01

刳森伸一

2
ノーベル賞作家バルガス=リョサの特別講義とのことだが、対話形式で進むため、講義というよりもリョサへのインタビューのように読んでしまった。国家権力などの政治性を意図的に排除した小説を書く日本の作家とは違い、権力構造を真っ向から描くことの多いリョサならではの小説論が展開されており、非常に刺激的な内容だった。2025/12/07

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