パワー

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  • サイズ B6判/ページ数 433p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309207551
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ある日、世界中の女に強力な電流を放つ力が宿り、女が男を支配する社会が生まれた。ベイリーズ賞受賞、各紙大絶賛ディストピア小説。

ナオミ・オルダーマン[オルダーマン,N]
著・文・その他

安原 和見[ヤスハラ カズミ]
翻訳

内容説明

ある日を境に、女たちが、手から強力な電流を発する力を得る。最年少かつ、最強の力を持つ14歳の少女ロクシーは母を殺された復讐を誓い、市長マーゴットは政界進出を狙い、里親に虐待されていたアリーは「声」に導かれ、修道院に潜伏する。そして、世界中で女性たちの反逆がはじまった―。オバマ前大統領のブックリストや、エマ・ワトソンのフェミニストブッククラブの推薦図書となった男女逆転ディストピア・エンタテインメントがついに邦訳!

著者等紹介

オルダーマン,ナオミ[オルダーマン,ナオミ] [Alderman,Naomi]
1974年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で哲学・政治・経済学を専攻、弁護士事務所等で働いたのち、イースト・アングリア大学でクリエイティブ・ライティングを学び、作家デビュー。女性同士の恋愛を描いた初長編DISOBEDIENCE(2006)でオレンジ賞新人賞を受賞。2013年にはグランタの若手ベスト英国作家リストにも選出された。2017年、4作目にあたる『パワー』で、優れた女性作家に与えられるベイリーズ賞を受賞。現在、ロンドン在住。大学で文芸創作を教える他、スマートフォンゲーム作家、BBCラジオのパーソナリティとしても才能を発揮している

安原和見[ヤスハラカズミ]
翻訳家。鹿児島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

76
鎖骨部分にスケインという特殊な臓器をもった少女たちが男を力で支配する社会を描いたディストピア小説。スケインを発動させると、指を当てるだけでたちまち通電し、相手を死に追いやることができる。その絶対的パワーをもった女性たちが男どもをコントロール下に置くまでの10年。この間、男どもは女性から屈辱と恥辱を味わうことになる。「男性はみな、つねにパスポートおよび女性保護者の氏名を捺印した公文書を所持しなければ移動が許されない」社会、まるでタリバン支配下のアフガニスタンの男女の逆バージョンである。女性が男性を支配する過2019/10/07

パトラッシュ

74
『IS』や『終末のハーレム』など男尊女卑ならぬ女尊男卑社会を描く作品はあるが、これらに見られる甘さやいい加減さを一切排除した肉体的にも女が男を圧倒する世界を強烈に提出する。女が男を虐待し、殺したり性奴隷としても許され、女の付き添いなしに外出も車の運転も禁止されるのだから。非人道的で残酷だと感じる読者は、多くの女性がそうした目に遭ってきた歴史を考えざるを得ない。男にとってのディストピアは女にとってのユートピアになる痛烈な皮肉だ。今こんな社会になれば、最初に抹殺されるのはAV動画関係者なのは間違いないだろう。2020/12/01

りつこ

54
女だけが無敵のパワーを持ったらどうなるのか。それまで酷い虐待を受けてきた女たちが狂った戦士になり男を襲いレイプして殺す。残虐な描写に目を覆いたくなるがそれは今の世界で起きていることでもある。アリーの中の声が語る「だれが悪くてだれがよいのか。こういう質問はみんなまちがっている」という言葉、そしてこのタイトル。「侍女の物語」を思い出すなぁと思ったら解説にも言及されていた。考古学者が作家ナオミに「史実に近い物語」として送ったという物語自体の構造も面白かった。2019/01/10

ヘラジカ

49
言うまでもなく「女性が超人的なパワーを持つ」というサイエンス・フィクション的な要素が重要なのではない。力の逆転(それも人類が誕生して以来続く抑圧の末に起こる革命)を描いている点が重要なのだ。逆転とは調和ではない。立場が変わるだけならばこれまでの世界と何が違うのか?という手厳しい問いかけが忘れず込められている。パワーという短く簡潔なタイトルからも、メインのスケインについてだけではなく、あらゆるパワーバランスの視点的転換がテーマであることが窺える。2018/10/26

Koichiro Minematsu

44
かつては世界は男性が支配してきたが、鎖骨部分にスケインという特殊臓器を発達させた女性が通電という力(パワー)で、男女の世界を逆転させるディストピア小説。著者はもちろん女性で本著でベイリーズ賞を受賞している。パワーによる男性虐殺の描写は読み手が男女でも感じ方が違うかもしれないが、このようなことが現代では女性が受けてきた(受けている)と読み取るとあらためて男性社会というものを考えさせられる小説である。2019/10/22

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