出版社内容情報
語りの最中に突然「言葉に喉を掻き裂かれた」語り部ソリボの謎の死を中心に、口承と記述の出会いを描く、クレオール作家の代表作。
【著者紹介】
1953年マルティニーク島生まれ。クレオール文学の代表的作家。92年『テキサコ』でゴンクール賞。『カリブ海偽典──最期の身ぶりによる聖書的物語』『幼い頃のむかし』『クレオールとは何か』(共著)など。
内容説明
カーニヴァルの夜、語り部ソリボは「言葉に喉を掻き裂かれて」死ぬ。クンデラに「ボッカッチョやラブレーにつづく」と激賞された、クレオール文学の旗手の画期的小説。
著者等紹介
シャモワゾー,パトリック[シャモワゾー,パトリック] [Chamoiseau,Patrick]
1953年、フランスの海外県マルティニークの首都フォール=ド=フランスに生まれる。86年、『七つの不幸の年代記』で作家デビュー。92年、黒人たちの民話の語りを応用しつつ豊かな想像力と鮮やかな文体によって描かれた『テキサコ』でコンクール賞を受賞、世界的に注目される。現在、クレオール文学の第一人者として国際的に活躍している
関口涼子[セキグチリョウコ] [Honnor´e,Patrick]
1970年、東京生まれ。翻訳家、作家。日本の小説や漫画の仏語訳も多数。パリ在住
オノレ,パトリック[オノレ,パトリック]
1961年、フランス、マルティーグ生まれ。翻訳家。小説や、漫画をはじめとして、これまでに100点以上の日本の作品をフランス語に翻訳している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
buchipanda3
zirou1984
zumi
スミス市松