出版社内容情報
現代ロシアを代表する女性作家による、本邦初の幻想短篇集。現実と非現実、生と死の狭間をたゆたう女たちを強靱な筆致で描く18編。
【著者紹介】
1938年モスクワ生まれ。現代ロシアを代表する作家。リアリズム的作品から幻想小説や童話まで精力的に執筆。トライアンフ賞、世界幻想文学大賞など受賞多数、国内外で高い評価を受ける。代表作に長篇『時と夜』。
内容説明
空を飛ぶ病身の女、キャベツの赤ん坊を育てる母親、身体を入れ替えられた妻、生の心臓を食べたがる娘、マッチを擦る黒いコートの少女―。世界幻想文学大賞受賞の現代ロシアを代表する作家、待望の傑作短編集!
著者等紹介
ペトルシェフスカヤ,リュドミラ[ペトルシェフスカヤ,リュドミラ] [Петрушевская,Людмила]
1938年モスクワ生まれ。モスクワ大学ジャーナリズム学部卒業後、新聞記者、テレビ番組の編集者などで生計をたて、1960年代半ばより小説や戯曲を書きはじめたが、あまりに赤裸々で暗い現実描写のため、長い間ほとんどの作品が日の目を見ない「禁じられた作家」だった。しかし、1980年代後半以降は現代ロシアで最も実力のある作家と認められ、96年には、全5巻の作品集が出ている。リアリズム的作品から幻想小説や童話まで、精力的に執筆。ロシアでトリウンフ賞、ロシア国家賞などを受賞したほか、英訳短編集で世界幻想文学大賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受けている
沼野恭子[ヌマノキョウコ]
1957年東京生まれ。東京外国語大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
kana
Miyoshi Hirotaka
茜
藤月はな(灯れ松明の火)