内容説明
赤いクリップを何かと交換して欲しいと物々交換セクションに広告を出したことから始まる、インターネット版わらしべ長者。クリップから家に換えるまでの「物々交換の旅」がついに本に。
目次
赤いクリップ
魚のペン
ドアノブ
キャンプ用コンロ
赤い発電機
即席パーティセット
スノーモービル
ヤークへの旅
小型トラック
レコーディング契約
フェニックスでの賃貸契約
アリス・クーパーとの午後
KISSのスノーグローブ
映画の出演権
キプリングの一軒家
サスカチュワン州史上最大のハウスウォーミング・パーティー
著者等紹介
マクドナルド,カイル[マクドナルド,カイル][MacDonald,Kyle]
2005年7月、1個の赤いクリップを何かと交換してほしいとクレイグスリスト(Craigslist.org)の物々交換セクションに広告を出した。それからクリップを家にかえるまで、夢を追い求め数々の交換の旅を続けた
西山佑[ニシヤマユウ]
東京都出身。通販会社クリエイティブサービス部エディター、インターネットショッピングサイト顧客サポート部テクニカルライターを経て、フリーランス翻訳者兼翻訳コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
読み進めていて、これ実話なの?実話なのね!とあっという間に読んでしまいました。ネット版(現代版)わらしべ長者に納得。ゲームと言えばそれまででしょうが、コミュニケーション力の高さや、人を惹きこむカイルの人柄がなせたことでしょう。日本では無理では?と思うより、もっと大きな夢を感じられます。2023/11/01
ありんこ
5
日本でこれをやろうとすると、フリーな職業で時間に余裕がある人でないと無理だと思うけれど、なんだか夢のある話でよかったです。ネットに連絡先を載せてしまうと、すごい量のアクセスが来るだろうし、そこから上手に取捨選択していくのが大変だろうと思いました。物々交換というのは、人と人とをつなぐものでもあるので、機会があったらやってみたいですね。2013/06/04
ア→ル
3
実話なんでとても面白い!行動することの大切がわかる☆2011/01/14
Charlie
2
そこそこの厚さが有るのだけど、内容の面白さもあり一気に読んでしまった。物々交換に興味が有って読んだのだけど、彼のスタンスは単に交換するだけでなく、その過程迄も含めて楽しんでしまおうというのが良い。でもこんな事が成立するのはオープンな外国ならではの様にも思った。日本だと最後家との交換辺りになると税金とか法律に囚われてしまいそうな気もして。章毎の彼のメッセージがかなり興味深い。2013/04/22
さだはる
1
このゲームは面白いですね。一度よい方向に転がり出すと、上手いこといくもんなのですね。そして、カイルの交換相手を選ぶ眼力(?)は大したものです。感心しました。でも、作中のメッセージは私には不用だったかな。ちょっと説教臭くて、かえって萎えました。こんなに派手な展開でなくてよいので、私もこんなゲームやってみたいかも。ヤフオクで転売でもしてみる?2013/07/14