内容説明
23歳にして男性型脱毛症であると宣告されてしまった著者が、なんとか進行を食い止めようと、絶望的な七転八倒、涙ぐましい孤軍奮闘を経験する―フランスならではのエスプリと抱腹絶倒のユーモアを交えて贈る小説風エッセイ。
著者等紹介
エリアキム,フィリップ[エリアキム,フィリップ][Eliakim,Philippe]
フランス人ジャーナリスト。『リベラシオン』紙、『エヴェヌマン』誌の記者を経て、現在は『キャピタル』誌の副編集長
酒井由紀代[サカイユキヨ]
東洋学園大学教授。パリ・ソルボンヌ大学で博士号(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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R
13
禿げを嘲笑った青春から、禿げてきた青春、禿げる恐怖、葛藤、絶望、そして救済と破たんといった悲喜こもごもを描いたドキュメンタリ本でした。あまりのくだらなさに笑ってしまう、というタイプなんだけども、なぜだか素直に笑えないというか、いつか笑えなくなるのではないかという恐怖を覚えさせる内容に深く感心してしまった。禿げる前にモテておこうと、行きずりの女との逢瀬のくだりは、禿とか関係なくモテる人なんじゃないかと思わされたのだけども、滑稽な悲哀がまざまざ読めて面白い本でした。2016/05/28
fukafkacraft
1
ハゲに抗う闘いの日々ということで自虐的な面白さに期待したのだが、翻訳出版されたことが奇跡の駄作であった。理屈っぽく回りくどく皮肉屋の典型的な(面倒くさい方の)フランス人が書いたペダンチックなぐだぐだ日記。ハゲに抗って色々試みる本題部分はわずか2割程度。残り8割は洒落をきかせたつもりの嘆きとハゲに関係ない皮肉が延々書き連ねられており、読み飛ばして30分で読了。2018/01/21
stafy77
1
フランス人ジャーナリストが脱毛症に悩み、それが原因?で恋人ともめたり様々な(あやしげな)解決法をためす話。表紙の写真はスキンヘッドだけれど、裏表紙の著者写真見たら…、あ、髪あるじゃん。なんて思って読み始めた。2013/12/19
machiko
1
やっと読み終わった。外国の本は読みづらいので、敬遠してたのだが、これはどうしても読んでみたくて、再度トライ。頑張った?!かいあり、ひたすら『頭』に振り回される男性の切ない気持ちがわかる。周りが思う以上に大問題なんだな。。でもどんな悩みもそうだと思うが、囚われすぎるのも良くない。重くなる内容をユーモアを交えながら書かれてふむふむってなる本でした。2012/06/30
machiko
0
途中で挫折。。 いつかもう一度トライしよう。2012/04/24