内容説明
沈黙は何かをずたずたに引き裂くかもしれない…!天才作家が空前の文学的実験で物語る超ユニークな「カルト集団小説」。ある家族のアンチ・ポートレイトと無言劇を描く「ホワイティング作家賞」受賞作家の問題作。
著者等紹介
マーカス,ベン[マーカス,ベン][Marcus,Ben]
1967年シカゴ生まれの作家。中西部やテキサス、ヨーロッパなどを転々とする。ニューヨーク大学哲学科卒業後、ブラウン大学大学院に進み美術の修士号を取得。95年11月に小説『The Age of Wire and Strings』で作家デビュー。現在、コロンビア大学準教授として創作を教えるかたわら、雑誌「ハーパーズ」「グランド・ストリート」等に短編小説を発表。「タイム」「ヴィレッジ・ヴォイス」等にも寄稿している。今もっとも期待されるアメリカ若手前衛作家のひとり
安岡真[ヤスオカマコト]
1980年、法政大学社会学部卒業。1983年、ノースイースト・ミズーリ(現トルーマン州立)大学大学院修士課程修了。英米文学翻訳家。東京国際大学人間社会学部専任講師
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