内容説明
映画『ロード・オブ・ザ・リング』の世界のすべて。『ホビットの冒険』と『指輪物語』の主人公の全行程を地図で解説。もう一つの『指輪物語』(結婚していたビルボの話。主人公フロドの変遷)。妖精小事典。『ホビットの冒険』改訂の歴史。…トールキンの神話・伝説の世界へのガイド。
目次
『ホビットの冒険』の世界(『ホビットの冒険』;ビルボの旅の行程;妖精小辞典;ドワーフの人名録;『ホビットの冒険』改訂の歴史;ルーン文字)
『指輪物語』の世界(『指輪物語』;フロドと指輪の仲間の旅の行程;トールキン作品の映像化の歴史;『指輪物語』の生まれるまで)
トールキンの世界を読む(夢見る人々J.R.R.トールキン『ホビットの冒険』;ポケットの中の指輪―『指輪物語』論;学者としてのトールキン;「ミュトロギア」としての『指輪物語』;瀬田貞二インタビュー 私と英米児童文学)
トールキンの世界(トールキン・ブック・ガイド;トールキン年譜)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
21
地図帳と歴史書と人名録。ホビット庄から旅に出よう。2021/09/18
びっぐすとん
19
以前図書館で借りて「いいな、欲しいな」と思っていたら、ブックオフで200円で売ってたので購入。壮大な物語、映画も素晴らしかったが、日付と地図があり、旅の様子が詳細にわかって、自分も旅をしているようで、まさに中つ国ガイドブックだ。読み落とし、見落としにも気付かされる。シルマリルの物語のガイドブックというか、解説本も出ないかなあ。2020/06/26
びっぐすとん
12
図書館本。先日DVD見てすっかり懐かしくなったので、借りてみた。なるほど旅の仲間達が三手に別れてからの行動がよくわかる。やっぱり地図があると旅の様子が伝わってきていい。日付入りで相当ハードな旅&戦いだったことが解る。中つ国全体の面積がわからないけど、物語に登場する以上に国や人間が存在するのね(というか大陸の西半分の出来事なのね)。ここまで作り込んだトールキンの熱意溢れる創作裏話も載っていて面白かった。2019/05/06
サアベドラ
5
映画のときに便乗して出版された解説本、のなかでは評判の良い本。お決まりのキャラクター解説や地図に加え、『ホビットの冒険』の改訂の歴史や『指輪物語』の出版の経緯なども書かれている。ただしこれらの情報はダグラス・アンダーソンの註釈版ホビットやトールキンの伝記に書いてあることなので、そこらへんまで追っかけてるディープなファンはわざわざ探してきて読む必要はない。ただ、瀬田貞二の雑誌記事の再録が貴重といえば貴重で、瀬田氏のファンなら目を通しておいてもいいかもしれない。2012/09/19
くり坊
3
すでに書かれた「ブックレビュー」に目を通して、わたしが殊更に付け加えるべき特記事項は皆無です。他の方も触れていたが、巻末の「年表」が私にとっては「大助かり」です。とくに「トールキン年譜」という6ページにわたる資料が、そのまま地元読書会 https://kayoudokusyokai.mystrikingly.com/ にて「トールキン」を10~15分くらいの時間で発表しようと考えていた自分にとっては「渡りに船」で、発表資料に使えます。あとは、以下、コメント欄に続きます...2025/05/23