内容説明
彼の謎めいた人生とその矛盾を映し出す作品集。新しく発見されたトゥパックの遺作が今ここによみがえる。
目次
コンクリートに咲いたバラ(コンクリートに咲いたバラ;孤独の奥底で;オレだって泣くこともある ほか)
オレたちを引き裂くことはできない(オレたちを引き裂くことはできない;愛する人へ!!;もしも苦しいのなら… ほか)
ほんのひと息のフリーダム(ほんのひと息のフリーダム;ミセス・ホーキンズへ;太陽と月 ほか)
レディ・リバティにメガネを(レディ・リバティにメガネを;どうしたら自由に;約束 ほか)
著者等紹介
小野木博子[オノギヒロコ]
1970年12月30日愛知県生まれ。南山短期大学卒業後渡米、ノートルダム大学へ編入、コミュニケーション学科卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋 眉雄
13
デビュー前に書いた詩をまとめて、死後に出版された詩集。後の彼が造り上げたものをみれば、彼にとんでもない才能があったのは明らかですし、この本を見る人が見れば才能を窺い知ることが出来るのでしょうけど、残念なことに僕には、このあまりに素直過ぎる詩たちから彼の才能の片鱗をうまく感じ取ることが出来ませんでした(なんとなく感じ取れたのはお金の匂いというか)。ま、僕に見る目が無いということですね。でも、ちょっとロマンチックすぎるかもしれませんが、彼にとっての詩集はCDアルバムなんだと思うし、そうあるべきだと思いますよ。2017/04/29
すぱちゃん@当たり障りないだけなら、何もしないのと変わらない
2
若くして亡くなったギャングスタ・ラップの担い手トゥパック。ラップのrhymeは下品な単語も多かったけど、実はナイーブで純粋な方だったことがわかる詩集でした。教材としても使われている詩集です。2019/05/13
Yusaku Matsumoto
1
2pacというアメリカのレジェンド的なラッパーが若かりし頃に綴った詩を纏めた本。最初、自叙伝かと思ってましたが、本人は(おそらく)世に出すつもりはなかったものを纏めたものということで若干ひっかかりうつも読み進めていきました。詩集ってどんなもんかわかりませんけど、本人の許可(もう亡くなっているのでもらいようはないですが)なしに発表するのはどうなんだろう?という内容でした。素敵といえば素敵なのですが。2pacに思い入れがあればまた違った味わいがあるのでしょうか。
ピカデリー
0
2pac2003/06/13
ハンス
0
詩人ですわ。2012/08/07