嘘をついた男

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309203416
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

1993年1月、妻と2人の子供、両親をたてつづけに殺害した偽医者ロマンの謎の18年。この話を書くことは犯罪行為か祈りか。フランスの異色作家カレールの大ベストセラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こよみ

16
子供の時世界仰天ニュースを見て衝撃を受けた話 肩書きが無ければ愛されなかったのか この人が殺人を犯した時に生まれて22歳になるときに出所するんだなぁ2014/04/27

昭和っ子

10
これだけ破滅的な嘘をつかれてて、奥さん何で気づかない?とりあえず滞りなく暮らせてたらあんまり細かい事気にしない家族だったのかな?とはいえ子どもたちはめっちゃかわいそう。役所広司の『三度目の殺人』思い出した。「無私」ってきっととても罪深い事なのだろう。反面教師、にしかならないが、人から見たらバカみたいな事でも自分のやりたい事はやろう、とまたまた思い知らされた。実話、重!!2021/07/31

秋津

4
自己欺瞞やささいなごまかしは、だれにでもある。でもここまで人間は卑劣になれるのか、自分にも他者にも。そして、ここまでに至るとはどういうことか・・・。 色々な犯罪者に興味があるけれど、やっぱり遠い。2014/08/16

辺野錠

3
俺も昔はオタクであることを隠しながら生活していたことがあったので気持ちはよく分かる……と途中まで思っていたが事件後宗教的なものに走ってからこの人のことが分からなくなった。何なんだこいつは。自分のやったことを悔やんでいるのか? 『仕事中』はひたすら時間を潰していたという事、真っ黒な穴と言う法廷画家の評が印象に残った。18年も嘘をつき続け、周りの人が殺された可能性があり、最後は家族を皆殺しにしたという事実が重い。とにかく犯人は嘘がばれて妻も子供も両親も死んで誰も得をしない事件であった。2015/10/26

すけきよ

3
嘘みたいなホントの話、という謳い文句はよくあるけど、見事に嘘みたいな嘘の話。1993年にフランスで実際に起きた事件に興味を持ったカレールが、ロマンと文通、取材し、それを元に小説仕立てで構成したノンフィクション。ロマンは大学2年のときに落第し、そこからずっと、卒業した振り、インターンに行った振り、WHOへ就職した振りを、18年間も続け、ついににっちもさっちも行かなくなり、家族を殺した男の物語。2007/03/17

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