熱血シュークリーム―橋本治少年マンガ読本

個数:
電子版価格
¥1,999
  • 電子版あり

熱血シュークリーム―橋本治少年マンガ読本

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月20日 12時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620326054
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

ちばてつや、大友克洋、手塚治虫、高橋留美子、望月峯太郎……
日本を代表する知性・橋本治が遺した類のない少年マンガ論集。

内容説明

少年は、走り、戦い、恋をする!マンガは彼らをどう描いたか?ほとばしる情熱と緻密な論理が一体となった、空前絶後のマンガ論。

目次

はじめに 少年マンガの特殊性(少年マンガの特殊性;少年文化;文化を持ってしまった子供)
第1章 最も孤独な長距離ランナー―ちばてつや論(男らしさについて;少年とはなにか;空白;バンタムの日;リング;世界)
第2章 Having No End―大友克洋論(仮成成熟の原理;終末の欠落―又は、モラトリアム人間の不決断;事態はもう戦争)
第3章 マンガのSFX(マンガのSFX―基本篇;マンガのSFX―高級フリカケ海苔篇)
第4章 少年マンガの世界(未完の伝説、世界の破滅―永井豪『凄ノ王伝説』;凄絶なる少年の内宇宙と、その後―永井豪『マジンサーガ』;作りも“小説”、中身も“小説”!?―手塚治虫『アドルフに告ぐ』;天才の秘密―高橋留美子『うる星やつら』;文学じゃないとゴセンブ―大友克洋『GOOD WEATHER』;思い通りにいかないコトはぜんぶ認めねーぞ、俺ア または、妄想としての現在―望月峯太郎『バタアシ金魚』)

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、1977年に小説『桃尻娘』で作家デビュー。以降、小説のほか、エッセイ、評論、戯曲、古典の現代語訳など幅広い分野で多彩な執筆活動をおこなう。『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『草薙の剣』で野間文芸賞、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。2019年1月に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

16
熱血シュークリームは上だけ出て下は目次の予告のみだったのか!?それと他の漫画に関する文章を取り混ぜてこの本にしました。漫画のSFXは既読でしたが線や効果のネーミングがセンスに溢れてます。永井豪論と大人漫画の手塚治虫論が出色でした。後編の予告になったいた、吾妻ひでお論を読んでみたかったけど、もうそれも叶わないのですね。お二人に心から合掌。冒頭の「少年漫画の特殊性」が歴史的背景を踏まえて、文学との比較で用を得ています、この辺は流石治ちゃんです。手塚治虫さんの「ばるぼら」が映画化なんてタイムリーですね!2019/11/17

akihiko810/アカウント移行中

13
図書館本。故・橋本治が「あしたのジョー」や、大友克洋のマンガを論じた漫画評論。85年の本の復刊。印象度B  最近の少年ジャンプ作品なんかを論じた本かと思って借りたら、やけに古い作品ばかり論じられてて、なんと85年の本だった。「ジョー」は力石の死んだ2部から、ジョーの真の戦いが始まったと論じる(力石は、大人の世界から死を賭して少年の世界に戻り、読者は少年の世界からあっさりと足を洗って大人の世界に屈した)。ジョーや手塚治虫を論じる部分は面白かった。 ただ私は、最近のジャンプ作品を論じるのを読みたかった2020/08/09

amanon

3
著者にはもっと漫画論を書いて欲しかったな…と思うことしきり。正直、あまりに極論過ぎてついていけなかったり、元ネタの漫画を知らないと理解しづらかったりという箇所も少なくなかったが、それでも著者特有の語り口でつい読み進めてしまうことに。やはり圧巻は冒頭の「少年漫画の特殊性」。これまでごく当たり前のジャンルだと思っていた少年漫画が実はかなり特異的なものだという指摘はまさに目から鱗。それを英米の児童文学と絡めて論じるなど、著者でしかできない離れ業ではないか?そのスタンスからちばてつやに入る件は著者の真骨頂。2021/06/04

Jun Masuno

2
橋本本を読了 若き橋本さんが少年、少女マンガを分析したもの どれも読んだことが無いのでピンと来るところが無い部分があるものの、変わらずの橋本節炸裂2019/10/27

ノllロ

2
「少年達に明日はない」といい「俺はもう〝明日〟を見つけちゃった」ともいう。「理想」と「意志」がキーワードか。「勝手に自信を持って各人の理想をこの地に実現せしむるような方向に動いてきゃいいんだわ」と。「開くべきキイは〝意志〟であり、開かるべきドアは、その意志を共有しうる〝人間の心〟である」「問題は、認識でも思想でもなく、ただ〝意志〟なのだ」と。「理想を実現しようとする意志を持つ時だけ明日があるのだ」とまではいわない。でも「見ようとしない限り、未来はないのです」(『青空人生相談所』)という言葉を残してくれた。2019/10/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14251721
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品