内容説明
ナンシー・キュナード…それは1920年代のシンボル。クイーン・エリザベス号で知られる名門の令嬢、早熟な詩人、ベケットを生んだ出版人、アラゴンを自殺に追い込んだつれない女、勇敢な従軍記者、黒人解放運動の先駆者…精神を病み死を迎えるまで、ひたすら走りつづけたナンシーの反逆を描く初めての伝記。
目次
イギリスとアメリカを結ぶ絆
貴族の館に生まれて
孤独な少女
第一次世界大戦前のロンドン社交界
若い士官と結ばれて
破綻した結婚
ベストセラー作家、マイケル・アーレンとの恋
『恋愛対位法』―オルダス・ハクスリーの苦い恋
処女詩集『アウトローたち』
青春のパリ〔ほか〕