内容説明
おかしな生き物や異郷の風景の描かれたイラストに飾られた、実物そのままの絵はがきと封筒に入った手紙の間で繰りひろげられる孤独な画家と謎の女性とのロマンティックで不思議な物語。日本語訳は別冊子にまとめ、原作の英語の手紙文も楽しめる、全米でベストセラーとなった全く新しいヴィジュアル小説。
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マージの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
69
自分イベント『貴方にとっての『変わった本』はなんですか?』のKeiさんのおすすめ本。著者は飛び出す絵本作家だからか愛情のある本作りで二人の間の文通という物語構成が面白い。洒落たデザインと別途貼り付いた封筒の中にも4通の手紙が。そしてタイプライターで印刷された文字をわざわざ手修正したような印刷にした手間の入れようがグッとくる。2022/05/07
扉のこちら側
27
初読。2015年299冊め。大人の絵本。グリフィンに届いた見知らぬ「サビーヌ」からの手紙。シンクロする感覚。結末の怖さったらもう。私も文通が好きで、こういうポストカードをいろいろ送ってもらっているので楽しい。2015/03/15
kei
25
ある日、知らない人(女性)から「あなたのことを知っている。」と手紙が来て文通が始まる。遠く離れた場所で絵に関わる仕事をしている二人…最初は半信半疑だった男性の受け取り人のほうがのめり込んでいく。1992年発行。確か大型書店で見かけて購入。二人がやり取りするはがきと手紙で構成されている。手紙はページに張り付けられた封筒の中に手紙が入っている。今だとメールかSNS?30年前は少し怪しくもロマンチックと思っていたんですが、今はちょっとホラーかも…と思ってしまうのは時代のせいか、歳を取ったせいか(;'∀')2022/05/23
ごへいもち
15
不思議、これはやっぱり続と完結編を読まないと。読友さんご紹介本。2021/04/22
ぱせり
5
シュールで不気味で飛び切り美しい絵葉書・絵手紙が二人の間を行ったり来たり。書簡集としてもいいなあ。この謎の雰囲気に半分不安で半分どきどき。そして・・・おお・・・。2010/02/18