内容説明
親子と、親子、北へ向かう。重なってゆく二つの旅。芥川賞作家の新たな到達点。
著者等紹介
山下澄人[ヤマシタスミト]
1966年、神戸市生まれ。富良野塾二期生。劇団FICTIONを主宰。2012年『緑のさる』で野間文芸新人賞、2017年『しんせかい』で芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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石橋陽子
16
Be water my friendと始まる文章。ブルースリーの言葉で「友よ、水のように」つまり固定観念に拘らず柔軟に対応する事が大切という事。登場人物の「ぼく」はママだし、ムェイドゥはパパ、ママのママは祖母でありノラ、「おれ」は祖父、パパのママはタカカコちゃんと何とも分かりにくい。ママと私が旅をするが途中でママとママのパパが旅をする話に入れ替わる。一文の中でもぼくが肩をゆすったら、首を絞められていると勘違いしておれは突き飛ばしたと一人称が入れ替わっている。内容どうこうよりも視点移動の勉強をさせられた感覚2025/06/03
jolly
3
がまんして読んだ。がまん強くなれた気がした。なにこれ。視点が変わろうがどうでもいい。なにこれ。『それすらできないが生きてはいる。それでじゅうぶんじゃないか。』切り取りだけど、これがすべてじゃないか。 2025/06/06
LANA
1
読んだという記録だけ。感想はまたそのうち。2025/05/22
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2025年3月初版。初出「文藝」2024年夏季号。苦手な作家さんなのに五冊目でした。装丁の綺麗な書籍です。2025/04/13
んぬ
1
面白いと聞いて、雰囲気だけ知りたくてパラパラ読んだ。なんだか面白そうだけど真面目に読む元気がなくて、パラパラ流し読みしてしまった。たぶん面白いんだと思う2025/04/09