あの子のかわり

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あの子のかわり

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309032498
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

親友が妊娠した。私と同じ、子どものいない人生だったはずのあの子がーー。作家デビュー10周年記念、紗倉まなの新たなる代表作!
・
「ここに書かれているのは、狂気と正気の狭間ではなく、狂気と正気の甘やかなマリアージュだ。その破裂の先にある世界に、読者は目を見張るだろう。」
??金原ひとみ
・
〈「赤ちゃんできたんだよね」と言ったのは有里奈だった。別に衝撃は受けなかった。ただ、有里奈は随分と面倒くさい人生を選ぶんだなあと思っただけで。〉
ヘアメイクとして活躍する由良。かわりばえしない日々に倦怠を感じながらも、このまま仕事に邁進しつつ、夫と共に愛犬を育てる人生が続いていくと思っていた。
そんな中、独身の親友・有里奈から妊娠の知らせが飛び込んできて……。
・
■全国書店員から共感、驚嘆の声が続々!
・
「やられた。そうなんです。
誰もが陥るかもしれない苦しみ、向き合わざるを得ない女性としての人生が描かれていた。」
??山中真理(ジュンク堂書店 滋賀草津店)
・
「等身大の私たちの、等身大の心の動きを誠実にすくい上げた一冊。
性別を問わず、多くの人に読んでほしい作品です。」
??新井沙佑里(紀伊國屋書店 新宿本店)
・
「結婚する/しない、産む/産まない。この選択で一気に関係性が変化する。
このどうしようもない感覚を紗倉まなさんはこの作品で的確に言語化してくれた。
「そう。そうなんだよ。そうなんだよね」って何度も読みながら頷いてしまった。」
??後藤亜衣理(ブックファースト 梅田2階店)
・
「とても大事なことが書かれていると本能的に感じさせる力を持った小説。
男性は、絶対読んだ方がいいし、これを読んで何も感じない男性はやばいと思う。」
??江藤宏樹(広島 蔦屋書店 文学コンシェルジュ)
・
「ものすごく共感して身体中が痛かったです。
刺さる人にはしぬほど刺さる物語。」
??渡部知華(TSUTAYA サンリブ宗像店)


【目次】

内容説明

ヘアメイクアーティストとして活躍する30代の由良。かわりばえしない日々に倦怠を感じながらも、このまま仕事に邁進しつつ、夫と共に愛犬を我が子として育てる人生が続くと思っていた。そんな中、独身の親友・有里奈から妊娠の知らせが飛び込んできて…。

著者等紹介

紗倉まな[サクラマナ]
1993年、千葉県生まれ。国立高専在学中の2012年にSOD専属女優としてAVデビュー。文芸誌「群像」に掲載された『春、死なん』『うつせみ』が、それぞれ第四二回、第四七回野間文芸新人賞候補作となり注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

28
今の時代は特に、男性だから、女性だから、と書くことは色々な意味で難しくなっている。それでもあえて書くと、男性だから書ける、女性だから書ける小説は実際にあるはず。そして、この小説は女性であり紗倉まな氏だから書けた小説だと思う。自分と同じで子供を作らず(出来ず)に生きる人生と思っていたアラフォーの親友から妊娠を告げられてからの主人公女性を描いた物語、と書こうか? 嫉妬や羨望などの感情も渦巻く文章を読みながらクラクラしたが、男の私には本当の意味で辿り着けない感情と思いつつも、その一端の端には触れられた気がした。2026/05/27

タピオカ

18
子供を産まない人生を選択した由良が、同じような考えと思っていた親友の妊娠に動揺する。夫との小さなすれ違いや、飼い犬への有り余る愛情など、心の有り様が純文学的センスで繊細に紡がれる。でも私には、由良の身勝手さばかりが感じられ、共感しづらいところもあり、少し消化不良な読書時間でした。この文章力だから、キラリと光る作品はあるはず。機会があれば他の作品も読んでみよう。2026/03/22

さち@毎日に感謝♪

17
読書会でお勧めされた作品。名前は知っていたのですが、初読み作家さんです。子供が居ない由良と妊娠した親友の有里奈。妊娠ってやっぱり女性にとっては一大イベントだし、妊娠をきっかけにしてお互いの関係も変わってくるよなと思いました。帯に共感の声が続々とありましたが、私はそんなに共感出来なかったかな。2026/10/10

いお

15
親友が妊娠した。主人公由良は、自分と同じで子供を産まないと思っていた有里奈の妊娠を喜びたいのに、喜べない。最初から、親友と言っているだけで、由良が有里奈も夫にも心を開いておらず、親友でもないし、合わなさそうだと感じた。由良が犬への愛情を母性と思っているのも、気持ちが悪いし、由良の考え方が全然理解できないまま、読み終わった。私は、由良がマイナス思考で自分勝手だから、嫌いだな。2026/04/29

練りようかん

14
親友の妊娠による動揺が、主人公の仕事や生活描写から浮き彫りになっていく展開。友達きっかけから付き合いの深さなど、織り込まれた情報を自然と精査してしまう。同性のライフステージの変化が、それまでフィックスしていたはずの展望や価値観をどう溶かすかはそこにかかっているからで、複雑な思いを助長する夫の存在設定が面白い。夫婦にとっては飼い犬が我が子同然、タイトルから二匹目に乗り気になりそうなものだがそうではない、しかし“私を母にしてくれるならなんだっていい”という一言にヒリヒリする。矛盾だらけの真面目さが胸を打つ。2026/09/26

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