出版社内容情報
堂場瞬一 犯罪小説集!
「今日、自分の人生は変わってしまった。先の見えない日々が始まってしまった。」――通り魔・殺人・資金洗浄・特高の罪・迷惑運転・泥棒・毒親・掏摸・盗撮・選挙違反・復讐・子どもの罪……辿り着く先は後悔か、それとも解放か? 発行部数は世界累計1400万部! 2025年末に著書発売累計200冊を達成予定の堂場瞬一が<犯罪者>の視点で描く、犯罪小説集の傑作!
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【目次】
●褒められた男(通り魔)
●ある後悔(殺人)
●バイアス(資金洗浄)
●暗い復讐(特高の罪)
●連鎖反応(迷惑運転)
●家業(泥棒)
●推さない(毒親)
●コンビ(掏摸)
●神の手(盗撮)
●再起の日(選挙違反)
●逆襲(復讐)
●消えない目(子どもの罪)
【目次】
内容説明
辿り着く先は後悔か解放か。通り魔・殺人・資金洗浄・特高の罪・迷惑運転・泥棒・毒親・掏摸・盗撮・選挙違反・復讐・子どもの罪。12の「隣人の罪」。堂場瞬一犯罪小説集。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ケンイチミズバ
57
いろんな罪の短編集。パッシングを受けただけで男は過剰反応し神経を高ぶらせる。相手は若いくせに旧タイプとは言えベンツ、助手席には若い女性。それだけで苛立ち、自分のSUVのスペックと運転技術を見せつける、煽りを始める。助手席の妻も男の性格を分かっていていさめようとするが。少しの我慢ができない人間が増えストレスを誰彼構わずぶつけようとする。だから自分自身もいずれ同じ目に遭うのがストレスリレーだな。私は慎重派なので時々嫁さんがイラついて横から口出ししてくる。ああもうと言われて、路肩に寄せてドライバー交代。(笑)2025/10/14
tan
15
堂場瞬一にしては珍しい「罪」をテーマにしたショートショート。ゾクッとくるものからモヤっとくるものまで様々でしたが面白かったです。特に最後の「消えない目」は命の危険が迫るわけでもなく、ただただずっと、それが何年続くのかもわからないまま一生監視の視線を感じながら生きていくことのしんどさは、想像するだけで気が滅入りました。一番恐ろしい復讐かも知れませんね。2025/10/17
toshi
10
盗人にも三分の理みたいな内容の短編集。 と言っても、どれも許せるような理じゃない。 三分の理が無くてひたすら悪い奴だったり、逆に戦争という状況の中で職責を果たしただけという人の話もある。 読後感は星新一のショートショートを読んだときと近いものが多かった。 堂場瞬一としては異色に感じた。2025/10/07
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