内容説明
今日から“私”になるために。人間が人間になるための条件を考えてみたい。考えることは疑問を生み、疑問が自己を生む。疑うことは、変革し、破壊する力となる。生まれるためには、破壊しなければならない。懐疑によって精神の形成が始まる。太宰治の友の、往年の人生論名著復刊!
目次
第1章 人間はいかにして人間と成るか
第2章 人間と愛情についての考察
第3章 美しい人の魅力とその創造
第4章 快楽と求道をめぐって
第5章 信仰と人間の幸福について
第6章 平凡な日常の中を生きる知恵
著者等紹介
亀井勝一郎[カメイカツイチロウ]
1907年、函館生まれ。評論家。東京帝国大学文学部美学科中退。在学中に、“共産主義青年同盟”などに加わり、治安維持法違反容疑で検挙投獄、“プロレタリア作家同盟”に属したのちに転向。1935年、保田與重郎らと同人誌『日本浪曼派』創刊。文芸評論、青春論・人生論をはじめ、哲学、仏教、信仰、美術、文明批評全般で活躍した。1966年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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