内容説明
天皇主義者の革命思想とは?一人一殺は一殺多生なのか?テロリストの赤裸々な内面を綴る。
目次
第1編 尚の時代(幼年の頃;少年の頃)
第2編 四郎時代(中学生の頃(上)
中学生の頃(下)
大学生時代
満州の生活
中国の生活(上)
中国の生活(中)
中国の生活(下))
第3編 昭の時代(中国から日本へ;三徳庵の修行)
第4編 日召時代(合法的革新運動;非合法的革新運動;獄中生活;近衛文麿公と私;極東裁判をめぐって)
附録 随想録
著者等紹介
井上日召[イノウエニッショウ]
1886年、群馬県生まれ。本名・昭、幼名・四郎、号・白象。国家主義者。早稲田大学、東洋協会専門学校中退後、1910年、満洲(中国東北部)に渡り、満鉄社員として陸軍参謀本部の諜報活動に従事。帰国後、独自な修行生活に入り、日蓮宗、禅宗の影響を受け、国家革新運動に挺身。1925年、護国聖社を結成、農村青年を教導する。28年、茨城県大洗の立正護国堂で加持祈祷生活を送る。32年、昭和恐慌後の社会不安、農村の疲弊を背景に右翼団体の血盟団を組織、「一人一殺・一殺多生」主義を掲げ、要人暗殺による国家改造を企図し、小沼正、菱沼五郎らを指揮し、井上準之助、団琢磨の暗殺を指導した血盟団事件を起こす。無期懲役で収監の後、40年、特赦により出獄。翌年「ひもろぎ」塾を設立、首相近衛文磨のブレーンに。戦後、公職追放後は農村青年への講演活動を行い、護国団を結成し、初代団長となった。1967年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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