内容説明
警察庁犯罪抑止対策室にいた遠野麻衣子警部補に、交渉人研修への参加が命じられた。FBIで研修を受けた優秀なキャリア指揮官・石田警視によるフェイクも交えた厳しい研修で、交渉人候補者は次々と脱落していく。そんな中、都内を拠点とする、ある大規模な特殊詐欺グループの捜査に参加することになるのだが、マークしていた実行犯が死体で見つかり、事態は急変する―。手に汗握る、警察サスペンス!
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社に入社。2001年に「リカ」で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌年デビュー。ミステリーや恋愛小説、スポーツ小説など幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
152
好きな五十嵐さんだが、このシリーズは未読。で、今作の第4弾にしてゼロを読んだ。あららやっぱり五十嵐さん面白いじゃない(上から失礼いたしました)ほほう!こうして交渉人・遠野麻衣子がスタートするのね。石田との絡みはどうなるのか?そちらも楽しみ。最初から読んでみたい。2023/10/22
タックン
97
このシリーズ読んだことあると思うけどなあ、記憶も記録もない!!新人警察女子キャリアの交渉人誕生物語。 人数合わせで参加した交渉人育成講座に参加して厳しい研修を受ける麻衣子。 難易度と適正で脱落していくものものが増えていく。 そんな感じで進むと思ったら、突然特殊詐欺事件の捜査に参加ってなんて(交渉人研修は?)ってなった。 っで捜査していくうちに捜査情報が漏れてる?あいつとあいつが怪しいって思ったら実は・・真相を知ったらやられた。 それと最後の麻衣子のとこがなあ、これって交渉人? シリーズ読み直します。 2024/02/18
ままこ
84
シリーズとは知らず手に取ったが、原点のお話だったので違和感なくスムーズに読めた。前半は交渉人研修の話で厳しい研修も独特の方法だった。石田警視の交渉人としてのあり方も徹底していて、容赦なく脱落者が出る。後半は実践も兼ねた大規模な特殊詐欺グループの捜査に参加することになるが、監視対象者が殺され内部情報が漏れていた。誰が内通者なのか。緊迫感あるスピーディな展開で一気読み。遠野麻衣子の交渉人として仮免許的な事件簿。2023/12/01
ゆみねこ
72
交渉人シリーズ第4弾だが、シリーズ0。遠野麻衣子が交渉人となるまで。選ばれたのは男女8人だが、研修初日で1人が帰される。交渉人としての資質はあるか?誰が残るのかという興味と共に研修の一環として参加する特殊詐欺事件の捜査。詐欺グループに内通しているのは誰か?展開がやや冗長で最初は読むスピードが上がらず。ラストでようやく面白くなってきた。シリーズは未読の作品もあるので読んでみたい。2023/10/19
雅
67
交渉人の難しさを実感しました2023/12/14