保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである―コロナ禍「名店再訪」から「保守再起動」へ

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保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである―コロナ禍「名店再訪」から「保守再起動」へ

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  • サイズ 46判/ページ数 144p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309031033
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

名店とは客と街、時代と歴史が織りなす文化そのものである――美食痛飲の限りを尽くし10年に渡り体調を損ねた破滅的な快楽主義者が、名店再訪から新たな保守思想を立ち上げる!

著者情報
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

内容説明

美食と痛飲の果てに体調を損ねた保守思想家が、コロナ禍に呻吟する贔屓の店を再び訪れ、料理と歓待を存分に味わう。日本社会の復活に、自らの思想の再興を賭けた、福田和也、時代へのラスト・メッセージ。

目次

1 男はとんかつである
2 銀座の余裕と底力
3 上野で昼酒の快楽を
4 浅草アナーキーと気骨の店の奮戦
5 神保町で本を買い、洋食を食べる
保守の前衛1 角川春樹と「人間への敬意」
保守の前衛2 石原慎太郎という「時代精神」
6 京都で和食の頂点を
7 京都で「日本の根源」を考える
8 門前仲町の居酒屋を愛する寺社と町民
9 保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。著書に『日本の家郷』(三島由紀夫賞)、『甘美な人生』(平林たい子文学賞)、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』(山本七平賞)、『悪女の美食術』(講談社エッセイ賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tetsubun1000mg

8
筆者の福田和也さんは坪内祐三との対談を読んだのが唯一だった。 タイトルの「保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである」が気になって選ぶ。 パラパラと見てみると蕎麦屋や割烹、バー、居酒屋などの訪問記でコロナ過で苦しんでいる店主とのインタビューで構成されている。 蕎麦屋など地元に愛される飲食店は日本の文化でありコロナ禍などがあっても守らなければならないという主張はなるほどと思った。2024/11/03

Nuts

1
私にとって若い時分に憧れていた人物であったので表紙の著者近影を見た時の衝撃はこの上なく更には妻子を捨ててある女性の元に走っていたと知って二度驚いた。著者の余りの変貌ぶりに時の流れの儚さを感じ何かを見届けなくてはならないような気持ちで本作を手に取る。雑誌の連載という体裁のため簡潔で無駄のない文章ながら的確に著者の想いが伝わってくる。しかし昔感じたような行間から滲み出る凄みのようなものはもはや感じられず不遜ながら枯れたという言葉が思い浮かんだ読後だった。2023/11/08

linbose

1
★★☆☆☆ 石原莞爾の評伝などを上梓した頃のエネルギッシュな著者の容貌が激変していて驚いた。 馴染みの飲食店をコロナ禍に訪れた著者は、保守とは横丁の蕎麦屋を守ることとの立場から、コロナ営業規制を厳しく批判する。一方、日本人が「治者」(保護を期待するのではなく、自らの責任と力量で共同体、事業などの繁栄、存続を図ろうとする者)の倫理を失い、政府の政策を唯々諾々と受け入れることを嘆くが、苦労して生き延びた老舗飲食店は、紛れもない治者の姿だという。 「日本人よ、治者となれ」との最後の檄に、著者の昔の面影をみた。2023/06/28

akiyoshi kato

0
90年代の村上春樹氏への理不尽でヒステリックな批判は、今振り返ってみると、とても不思議な現象でした。『 ねじまき鳥クロニクル』への辛辣な評価しか見当たらなかったあの当時、福田氏の『作家の値打ち 』によって、その評価の風向きが、劇的に変わった印象がありました。それ以来、出版された本は追いかけてきました。文章が濃厚で読み進める事が出来なかった本もありました。この本では、人はやがて衰えていく、それ身をもって書き残しているように感じられました。

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