出版社内容情報
名店とは客と街、時代と歴史が織りなす文化そのものである――美食痛飲の限りを尽くし10年に渡り体調を損ねた破滅的な快楽主義者が、名店再訪から新たな保守思想を立ち上げる!
著者情報
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。
内容説明
美食と痛飲の果てに体調を損ねた保守思想家が、コロナ禍に呻吟する贔屓の店を再び訪れ、料理と歓待を存分に味わう。日本社会の復活に、自らの思想の再興を賭けた、福田和也、時代へのラスト・メッセージ。
目次
1 男はとんかつである
2 銀座の余裕と底力
3 上野で昼酒の快楽を
4 浅草アナーキーと気骨の店の奮戦
5 神保町で本を買い、洋食を食べる
保守の前衛1 角川春樹と「人間への敬意」
保守の前衛2 石原慎太郎という「時代精神」
6 京都で和食の頂点を
7 京都で「日本の根源」を考える
8 門前仲町の居酒屋を愛する寺社と町民
9 保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである
著者等紹介
福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。著書に『日本の家郷』(三島由紀夫賞)、『甘美な人生』(平林たい子文学賞)、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』(山本七平賞)、『悪女の美食術』(講談社エッセイ賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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