出版社内容情報
人材サブスクサービスが普及した日本。児童養護施設で育った怜と仄花は、違法な未成年のサービスの果てに、狂気の事件に巻き込まれていくのだが… 鬼才・山田悠介が放つ最高傑作!
著者情報
1981年生まれ。2001年デビュー作『リアル鬼ごっこ』がミリオンセラーに。その後も大ヒット作を立て続けに発表し圧倒的な支持を得る。映像化作品も多数。他に『僕はロボットごしの君に恋をする』などがある。
内容説明
「ヒト」のサブスクサービスが普及した日本。児童養護施設で暮らす怜と仄花は、違法な仕事を繰り返しながら、身を寄せ合って生きていた。ところが、そんな高1の秋に狂気と悲劇が訪れる。それから10年、気鋭の弁護士として活躍する怜は、変わり果てた仄花を救うことができるのか?そして、調査の先に見えてきた衝撃の真実とは!?
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
デビュー作『リアル鬼ごっこ』がミリオンセラーになると、その後『親指さがし』『パズル』などのヒット作を立て続けに発表し圧倒的な支持を得る。映像化作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
205
山田 悠介は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、近未来進化系サブスク悲劇ミステリでした。少し冗長でしたが、エンタメとして楽しめました。 https://web.kawade.co.jp/bungei/50371/2022/12/26
ナミのママ
73
人材サブスクサービスが普及した日本という設定。未成年は違法。しかし児童養護施設「堀切子ども園」では資金不足を補うために子どもたちを働かせている。主人公は施設で暮らす怜と仄花。不穏な気配を感じ、何が起こるのかと気になって読み進める。後半は成人して弁護士となった怜。行方不明や警察の対応、仕事は?お金は?と疑問がついたが、怒涛の最終。読み終われば細かいことはいいか、と思ってしまった。現実社会とは違うはずなのになかなか怖い。あながちありえない事ばかりではなさそう。550ページ超え、もう少し短くても良かったかな。2022/11/09
雅
68
人のサブスク。いつか実現しそうな話。2023/01/15
タックン
55
サブスクってサブスクリプションの略なのね!!定額払ってサービスを受けるってなら現代はだいぶサブスクが進んできてます。それがAIが発展し人材サービスまで進んだ未来を警鐘する話。 実際サブスク法が導入されれば今のAIとかアプリがあれば実現できそうで怖いです。それ以上に既に人材派遣の世界ではそんな感じなのでは? それより昔から言われてる幼児失踪・連れ去りとか人身売買問題が主ではないかな?実際後半部はそんな話です。 少しピントがずれてていまいちな感じがしました。2022/12/01
セロリ
48
これ、サブスクにする必要あった?人身売買や売買春、裏組織やマスコミの話にした方が良かったんじゃ?🤔 設定が突飛すぎるし、矛盾は多いし、さらさらと文字が流れるだけで質感がない。取材してないのでは?🤔 時系列で書くより、仄花との再会から子ども時代の秘密に遡るとか、工夫があった方が良かったんじゃない?🤔 『サブスク』を連呼したいだけの話だったなあ。長い話だったけど、感動したり怒ったり悲しんだりというような、心を動かされるものが何もなかった。残念😮💨2022/12/16