出版社内容情報
作家同士の親密な語り合いから池澤は、石牟礼の創作秘話、その奇跡的ともいえる作品の真髄を引き出す。亡くなる直前までの対話集。
内容説明
なつかしくて、たのしくて。作家はみっちんの声を聞くためにいくどもいくども通った。そして問わず語りに明かされる『苦海浄土』誕生秘話、その希有な作品群のみなもと―石牟礼が亡くなる3か月前までの十年近い交友の軌跡がいきいきと甦る対話集。同じ詩人・作家同士の親密な語り合いのなかから池澤は石牟礼文学の真髄を浮かび上がらせる。
目次
1 2008年7月~2012年6月(2008年7月9日;2012年5月19日;2012年5月20日;2012年6月17日;2012年6月18日)
2 2014年8月~2017年11月(2014年8月31日;2015年1月18日;2015年11月14日;2016年5月19日;2016年8月19日;2017年8月14日;2017年9月23日;2017年11月22日)
著者等紹介
石牟礼道子[イシムレミチコ]
1927年、熊本県生まれ。1969年『苦海浄土』三部作の第一部となる『苦海浄土―わが水俣病』を刊行、第一回大宅壮一ノンフィクション賞に選ばれるも辞退。1973年マグサイサイ賞受賞、1993年『十六夜橋』で紫式部文学賞、2001年朝日賞、2002年『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大臣賞、2014年『祖さまの草の邑』で現代詩花椿賞を受賞。2018年逝去
池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年、北海道生まれ。1984年『夏の朝の成層圏』で長編小説デビュー。1988年『スティル・ライフ』で芥川賞、1992年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞、1993年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』で毎日出版文化賞、2011年朝日賞、2020年『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』で毎日出版文化賞、他多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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