出版社内容情報
解体作業員の祐は、現場で男を助けたことを機に、抗不安薬依存に陥った自分の過去を突きつけられる。人間の再生を問う心震える傑作。
内容説明
「そんなにまでして生きている意味あるんすか」解体作業員の祐。ある青年との出会いが、抗不安薬依存に陥った過去を引き連れ、彼の平穏を脅かす。心震える傑作中篇。
著者等紹介
倉数茂[クラカズシゲル]
1969年生まれ。大学院修了後、中国大陸の大学で五年間日本文学を教える。帰国後の2011年、『黒揚羽の夏』(ポプラ社)でデビュー。18年、『名もなき王国』で日本SF大賞候補、三島賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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