人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309027524
  • NDC分類 490.16
  • Cコード C0095

出版社内容情報

臨床宗教師(宗教・宗派の垣根を越え、公共の場で人々の心のケアをする宗教者)が、後悔しない死の迎え方、おくり方を語る。

谷山 洋三[タニヤマヨウゾウ]
著・文・その他

内容説明

「死」と向き合うことは、「自分」と向き合うこと。終末期の人の心をケアする臨床宗教師が説く、「死の悲しみ」「別れのつらさ」の乗り越え方のヒント。いますぐ「死」と向き合うための35のレッスン。

目次

第1章 そもそも、現代人は「死」を理解できない(「死」と向き合うことは、「自分」と向き合うこと;今や「死」は身近なものではなくなっている ほか)
第2章 どうすれば「死の恐怖」をなくせるか(「死ぬのが怖い」のは、死んだらどうなるかわからないから;「死後の世界」があるかないかは、自分で決めていい ほか)
第3章 もしも「自分が死ぬ」としたら(死ぬ瞬間まで、自分にできることは意外とある;話せるうちに、「ありがとう」を伝える ほか)
第4章 「大切な人の死」に直面したときにできること(ただ寄り添うこと。それだけでも「癒やし」になる;サポートできることは「話す」「歌う」「触れる」 ほか)
第5章 「死別の悲しみ」を乗り越えるために(人は亡くなった後も、心の中で生き続ける;「悲しみ」を共有することが、立ち直る力になる ほか)

著者等紹介

谷山洋三[タニヤマヨウゾウ]
東北大学大学院文学研究科准教授。日本臨床宗教師会認定臨床宗教師。日本スピリチュアルケア学会認定スピリチュアルケア師。1972年、石川県金沢市の真宗大谷派寺院に生まれる。9歳のときに得度。94年、東北大学文学部卒業。2000年、東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。新潟県長岡市にある長岡西病院の仏教系緩和ケア病棟でビハーラ僧(常勤僧侶)として勤務した後、四天王寺大学准教授、上智大学グリーフケア研究所主任研究員などを経て、2012年より現職。専門は、臨床死生学(スピリチュアルケア、宗教的ケア、グリーフケア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつり

8
「臨床宗教師」という怪しい感じに聞こえる職業の人が書いた本。その実は緩和ケア病棟に務めるお坊様で、カウンセラーと説法と病院臨床を総合的に網羅するという、スピリチュアルペインにアプローチできる稀有な存在である。スピリチュアルペインというものの本質が私にはいまひとつしっくりきていないのであるが、とにかく大事な人の話は常々じっくり聞くことが重要だということは改めて分かった。2021/12/21

ぐみ

1
書店で見かけて、タイトルが素敵だなぁと思いました。この本を読むまで、「臨床宗教師」という職業も聞いたことすらありませんでした。人生の最期にも、こうやって心に寄り添ってくれる人がいる、こんな幸せな社会に生まれてきてよかったと思いました。もっと緩和ケアやグリーフケアについて勉強したくなった。2019/04/14

海戸 波斗

0
臨床宗教士ってばはじめて聞いた。1972年生まれって46歳だよな?そして、団塊ジュニア世代のはずだからか…お爺ちゃんが言いそうなことがいっぱい書いてあって不思議な感じがする。わたしは残念ながら癒されませんでした。ちーん。2019/01/06

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