出版社内容情報
「旅」「香水」「映画」「ジャズ」「男と女」「美しさ」――独自の美意識に貫かれた、真の大人の女性によるエッセイ集。香水/ファッション/旅/ジャズ/写真/東京/男と女の関係性/女性の生き方/美しさそのものについて――
大人になったからこそ手に入る、すばらしい自由。
カルト的話題となったエッセイ集『有閑マドモワゼル』から16年、
独自の美意識につらぬかれた、エッセイとショートストーリー31篇。
長谷部 千彩[ハセベ チサイ]
文筆家。ウェブマガジン《Memorandom》主宰。著書『有閑マドモワゼル』『レディメイド*はせべ社長のひみつダイアリー』。
内容説明
香水/ファッション/旅/ジャズ/写真/東京/男と女の関係性/女性の生き方/美しさ―大人だからこその、限りない自由。エッセイとショートストーリー31篇。
目次
私の住む街―essays 1(私の住む街;眠ったら、死ぬ。 ほか)
冬の動物園―short stories 1(あなたとわたしは似ていない。;あなたは私のくるぶしを見ている ほか)
12のスケッチ―short stories 2(恋多き女;結婚したらわかること ほか)
春のあくび―essays 2(大人になれば;夜が始まる。 ほか)
著者等紹介
長谷部千彩[ハセベチサイ]
文筆家。Webマガジン“memorandom”主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほほほ
17
長谷部千彩さんのエッセイ集。ピチカートファイブの小西康陽さんの奥さまで、レコード会社の社長(いまはどうか知らない)で、さまざまな雑誌やWebに記事を寄稿されている、文章を書く人でもあります。ものごとをじっくり考えて丁寧に書かれた長谷部さんの文章は嘘がなくてギョッとすることも多いけど、とても美しいので悲しいお話でも受け入れてしまいます。うっとりと切なく、何度でも読みたいです。2016/10/08
だーぼう
15
季節の変わり目もあいまって、なんともいえない余韻が残った。ちがう季節だと、どう変化するんだろう。ブログに感想を書きました。2020/04/02
hiratax
7
おしゃれに興味のある田舎の女子高生が伊丹十三に出会って、その通りにスパゲティを作るさまなど興味深く読んだ。2016/12/22
ティモシェン子
5
図書館。この人のブログは写真がとても素敵だなといつも思っていた。表紙の写真も素敵だ。長谷部さんは、私とは全く違う生き方をしている人なので、こんな価値観もあるんだな、こんな生き方もあるんだな、と、違う世界を覗き見るような気持ちで読んだ。伊丹十三の本も読んでみようと思う。2016/12/29
ぴよりんご
2
ちょっと冷めた現実主義的なかおりのする文章だけど、言葉の間に温もりや人間らしさ、女性的な感覚を感じ取れる。ことばや見方に共感できる。2016/10/24