おいしい文藝<br> まるまる、フルーツ

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おいしい文藝
まるまる、フルーツ

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309024950
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

苺、西瓜、梨、林檎、桃、さくらんぼう、マンゴー、びわなどなど。42人の作家がフルーツについて腕をふるう、おいしい文藝第9弾!

池波 正太郎[イケナミ ショウタロウ]
1923年、東京都生まれ。『錯乱』で直木賞を受賞。主な作品に『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』シリーズ、『真田太平記』など。映画通、食通としても知られる。1990年没。

佐藤 正午[サトウ ショウゴ]
1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』ですばる文学賞、『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞。おもな著作に『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

辻村 深月[ツジムラ ミヅキ]
1980年山梨県生まれ。『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で直木賞受賞。おもな著作に『冷たい校舎の時は止まる』『本日は大安なり』『朝が来る』など。

堀江 敏幸[ホリエ トシユキ]
一九六四年岐阜県生まれ。作家・仏文学者。早稲田大学教授。『おぱらぼん』(三島由紀夫賞)、「熊の敷石」(芥川賞)、『河岸忘日抄』(読売文学賞)、『なずな』(伊藤整文学賞)など著書多数。

三浦 哲郎[ミウラ テツオ]
1931年青森県生まれ。「忍ぶ川」で芥川賞、『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、「じねんじょ」「みのむし」で川端康成文学賞受賞。おもな著作に『白夜を旅する人々』『みちづれ』など。2010年没。

宮尾 登美子[ミヤオ トミコ]
1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

内容説明

イチゴ、さくらんぼ、ネーブル、グレープフルーツ、桃、すいか、マンゴー、梨、ドリアン、バナナ、りんご…。色とりどりのフルーツにまつわる42のエッセイ。

目次

いちごの贅沢(阿川佐和子)
イチゴ(是枝裕和)
いちごの風合(田辺聖子)
さくらんぼ(巖谷國士)
決闘とサクランボ(村上春樹)
サクランボを食べながら(三浦哲郎)
枇杷(武田百合子)
はっさく、ぽんかん、夏みかん(川上弘美)
ネーブル(安野モヨコ)
夏蜜柑の花(小沼丹)〔ほか〕

著者等紹介

青木玉[アオキタマ]
1929年、東京生まれ。小説家。『小石川の家』で芸術選奨文部大臣賞受賞

阿川佐和子[アガワサワコ]
1953年、東京生まれ。小説家、エッセイスト。檀ふみ氏との共著『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞受賞

阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年、東京生まれ。小説家。『来訪者』で日本推理作家協会賞、『ナポレオン狂』で直木賞、『新トロイア物語』で吉川英治文学賞受賞

安野モヨコ[アンノモヨコ]
1971年、東京生まれ。漫画家、エッセイスト。『シュガシュガルーン』で講談社漫画賞児童部門受賞

生島治郎[イクシマジロウ]
1933年、上海生まれ。小説家。『追いつめる』で直木賞受賞。2003年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

167
フルーツに纏わるエッセイ集。正直に言えば私にとってフルーツは角田光代さんがおっしゃるような存在かもしれない。だってめんどくさいんだもん。フルーツ一箱なんていただいたら(自分では絶対箱買いはしない)、嬉しいより先にこれ、どうやって消費していこうと思ってしまう。かと言って決して嫌いな訳じゃなく、店頭で旬のフルーツを見かければやっぱりワクワクもする。要はほんの少しでいいんだな。これも時代の流れか。みなさんフルーツに良き思い出とこだわりがあるんだなぁとその情熱にやや圧倒されながら読了でした。2020/09/23

れみ

136
おいしい文藝シリーズ、フルーツ編。色々な種類のフルーツの持つ甘酸っぱさほろ苦さや色や形の美しさ。そしてフルーツにまつわる身近な人との思い出はフルーツそのもののようにそれぞれに味わい深く美しく切なく温かい。とくに、安野モヨコさんの義理のお父さんとネーブルのお話は電車のなかで読んでて泣きそうになってすごく困った^^;三浦哲郎さんが同郷の作家・太宰治さんを知ったのが彼が亡くなった時だったお話とか村上春樹さんのプーシキンの短篇小説「その一発」とサクランボのお話とか読書欲を刺激されるものもあったなあ。2017/06/12

いつでも母さん

130
今回はフルーツ。実はあまり期待してはいなかった私(汗)が、良かった(^^♪現在の自分の心境に何かフィットするのです。今ほど種類もなかった頃が懐かしく、年中色んな果物を食べられる事が不思議な気分になりますね。水蜜桃の響きが新鮮です。阿川さんので掴みはok!三浦哲郎、辻村深月、白石公子に向田さんも惹かれます。豪華な作家さんの中で近東光の文章はやけに漢字が多い様な・・(汗)さてと、私は果物大好き!林檎とバナナは身近な果物のイメージ。そう言えば昔はスイカを顔中ベタベタにして豪快に食べたっけなぁ(笑)2016/09/11

(haro-n)

89
作家の普段の感覚や大切な思い出が、気楽だからこそ素直に表現されるものが多い随筆。この本の各作品も概して読後感が良かったです。別格だなと思ったのが、武田百合子氏の「枇杷」。この方の文章には、対象の細部に向けられる繊細な観察眼と、内省的で静かな内容なのにドキッとする印象的な表現が見受けられました。独特の感性を持つ方のように感じます。他に、三浦哲郎氏の控え目な愛惜や愛情が感じられる文や、川上弘美氏、酒井順子氏、光野桃氏、池波正太郎氏の果物とそれに纏わる思い出の瑞々しい描写、茨木のり子氏の蜜柑の詩が良かったです。2018/04/05

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

84
甘酸っぱくて瑞々しいだけでなく、苦いエピソードもおもしろかった。大好きないちごや桃の話はもちろん、馴染みのないフルーツの話も興味深く、食べてみたくなった。ヤマモモ大盛りや、中毒になるほどのドリアンの匂いや、干しイチジク中毒になった後に知った恐るべき事実や(笑 お気に入りは、光野桃さんの「果物の一夜」。パパのボーナスが出たから、「家族みんなで果物食べ放題という贅沢な晩餐をする」というなんともワクワクするイベントの様子が、とてつもなく楽しげで、素敵☆読んでいると、フルーツの香りや風味が胸いっぱいに感じられる。2017/03/23

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