出版社内容情報
明治日本を活写した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。「停車場にて」「ある保守主義者」などを収めた代表作『心』が名訳で甦る。
小泉 八雲[コイズミ ヤクモ]
1850-1904年。ギリシア生まれの英国人。作家、英文学者。旧名ラフカディオ・ハーン。1890年来日。松江で小泉節子と結婚、後に帰化。東大等で教鞭をとりつつ日本を海外に紹介。著書に『怪談』『心』他。
平川 祐弘[ヒラカワ スケヒロ]
1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。著書に、『和魂洋才の系譜』『ダンテ「神曲」講義』他。訳書に、ダンテ『神曲』『新生』、ボッカッチョ『デカメロン』、小泉八雲『骨董・怪談』他。
内容説明
珠玉のエッセイ・評論全15編。待望の新訳・決定版。『心』刊行120周年記念出版。日清戦争の勝利に沸く国を見つめ、日本と日本人の未来まで予見したハーンの代表作。
目次
停車場にて
日本文明の真髄
門づけ
旅日記から
阿弥陀寺の比丘尼
戦後に
春
趨勢一瞥
業の力
ある保守主義者
神々の黄昏
前世の観念
コレラの流行期に
祖先崇拝についての若干の考察
著者等紹介
小泉八雲[コイズミヤクモ]
1850年、ギリシャ生まれのイギリス人。作家、英文学者。本名、ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)。十九歳で単身渡米し、ジャーナリストとして活躍。1890年、来日。松江の小泉節子と結婚。1896年、日本に帰化。松江中学、第五高等学校、東京帝大などで英語英文学を講じながら、欧米に日本に取材した著書を十数冊刊行。1904年、死去
平川祐弘[ヒラカワスケヒロ]
1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授、比較文学史家。フランス・イタリア・ドイツに留学し、北米・フランス・中国・台湾などで教壇に立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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