ボニンブルーのひかり

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309024011
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

世界自然遺産の島・小笠原に両親と移住した瑛介は島の人々と触れ合いながらある夢を見つけていく。成長と家族の再生を描く青春小説。

【著者紹介】
小説家・脚本家。雑誌編集者を経て脚本家に。テレビドラマなど数多くの映像作品を手掛ける。2011年『欲ばりたい女たち』で小説家デビュー。著書に『友だち、だよね?』、 映画ノベライズに『東京家族』など。

内容説明

都内の大学を卒業し、特に夢もなく起業でもしようと漠然と考えていた瑛介は、バリバリの広告マンだった父が突然会社を休み始めたことをきっかけに、唯一家族との記憶の残る小笠原諸島への移住を提案。やがて父母とともに小笠原に渡った瑛介は、ツアーガイドの涼太や同い年の里彩たちと出会い、ある夢を見つけていく―。

著者等紹介

白石まみ[シライシマミ]
小説家・脚本家。早稲田大学卒業。雑誌編集者を経た後、脚本家に転身。テレビドラマなどの数多くの映像作品を手掛ける。2011年に『欲ばりたい女たち』(幻冬舎)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

95
ボニンとは無人に由来する小笠原の別称。東京から父島へ移住した一家が、楽園の島で家族を再生させる。美しい自然、優しい人たち、少々うまく行き過ぎの感はあるが、それも含めて読んでいて気持ちが良い。小笠原で栽培されるコーヒーがとても美味しそう。大自然の描写がちょっと物足りなかったかな。2016/02/13

おれんじぺこ♪(15年生)

40
ストーリー展開は予想できるけど、そこそこ楽しめます。主人公の瑛介が父島の人々に助けられ支えられ、成長していく姿が予想ができてはいても(笑)なんか爽やか。心がほっと温かくなるそんなコーヒーが飲みたくなりました。2015/12/01

なにょう

12
★できない、嫌だ嫌だの主人公が何でもやってみる、夢中でやってみるに変わるまで。成長ぶりがすがすがしい。東京で就職に失敗した主人公瑛介は、小笠原諸島の父島へ移住する。そこでみつけたものとは?!★移住当時の世間知らずの瑛介。まずは仕事さがしと、シロアリ駆除に、荷役と色々やってみる。そして、コーヒー、小笠原のコーヒーに出会う。他者を評価しない。まずは受け入れてみようとする、島の人々。瑛介もそんな彼らの中で成長していく。★これこれ。自分もちょっとこれはあかんなあと思うと逃げたくなるけど、逃げずに向き合ってみよう。2016/02/17

けんちゃなよ

11
宇佐美まこと著「ボニン浄土」物語にすっかり陶酔して、余韻に浸った延長線、美しい表紙にも魅せられて手にとった期待の一冊。しかし、残念な一冊になってしまった。小笠原の風景描写も「取材した感」ありありで薄かった。主人公のキャラ設定も「思い付き感」ありありで、どこにでもある話。全く物語に浸れなかった。離島で新事業を経営をする話であれば、原田マハ著作「風のマジム」を御勧めしたい。酷評の一つ星。★☆☆☆☆2021/02/01

ぽけっとももんが

11
高校生の時に友達が「新婚旅行は小笠原に行きたい」と言っていた。船しかなくて丸一日以上かかると聞いて、そりゃないわ、とわたしたちは笑ったし、結局彼女はハワイに行ったけど。それから30年たってもまだ小笠原には25時間かけて船に乗る。どう見ても思いつきで父島に移住してきた瑛介とその家族。偉そうなイマドキの若者瑛介がたちまちやる気のある感じのいい働き者になり両親もいい仕事を見つけ、東京に残っていた姉ちゃんすら戦力になるという。でも小笠原の自然の中ではそれもありかも。コーヒー農園、応援したくなります。2020/08/16

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