「うまい!」と言わせる文章の裏ワザ

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「うまい!」と言わせる文章の裏ワザ

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309022840
  • NDC分類 816
  • Cコード C0030

出版社内容情報

作文研究の第一人者が「起承転結を意識する」など“巷にあふれる偏った文章ハウツー”を徹底検証。本当に役立つ文章術が身につく本!

【著者紹介】
1969年、大阪府生まれ。言語学者、日本語学者。一橋大学社会学部卒業、早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。著書に『文章は接続詞で決まる』(光文社)などがある。

内容説明

うまい文章は、文章術の定石を超えた技法なしには書けない。ルールに縛られずに自分の頭で「どう表現するか」を考えるとき、33の裏ワザが、力強い武器となる。言葉の創造性を手に入れるための、異色の文章読本!

目次

1 文法のルール―その定石と裏ワザ(テニヲハはきちんと守る;「~をしたい/~をできる」は使わない ほか)
2 文末のルール―その定石と裏ワザ(文末の時制は統一する;受身の表現は避ける ほか)
3 語彙のルール―その定石と裏ワザ(文章では話し言葉を使わない;漢語を使うと文章が硬くなる ほか)
4 表記のルール―その定石と裏ワザ(漢字が少ないと読みにくい;迷ったら平仮名がよい ほか)
5 構成のルール―その定石と裏ワザ(接続詞は前後の文の関係を示す;接続詞は文章を読みやすくする ほか)

著者等紹介

石黒圭[イシグロケイ]
1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学国際教育センター・言語社会研究科教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えっくん

17
★★★★☆てにをは、句読点、接続詞の用法など文章を書く上での33の定石ルールを解説。加えてルールから逸脱した語法も時には文章に輝きを与える効果があるとして文豪が書いた小説を文例にあげながら裏ワザを紹介しています。普段、何気なく使っている日本語もベースになっている文法を理解した上で初めて正しく表現できるものだと大変勉強になりました。文中の僅か1文字の表記をアレンジするだけでガラッと文章の印象が変わってしまう日本語の奥深さや面白さを感じました。図書館で借りた本ですが、購入して手許に置いておきたい一冊です。2015/08/12

ネクロス

9
いろんな書き方に対する定石と定石破りによる活用法が載ってる。定石と定石破りはまとめてリスト化しておきたい程度には面白かった。2015/09/30

すいへい

7
本音と建前のように、オモテとウラが分けて書いてある。予想以上によかった2022/03/21

hk

6
日本の伝統芸能には「守破離」という不文律がある。守破離とは、まず型を学んでそれをしっかりと自家薬籠中のものとして叩き込んだ後、やおら型から離れてオリジナリティを打ち出していきなさいという教訓である。言い換えれば型通りから型破りへの飛躍は慎重にという戒めだ。さて本書は、文章における「型」と「型破り」を同時並行的に手ほどきしようという意欲作だ。いわば文章道の守破離手引書だと云えるだろう。その試みの当否は脇に置くとして、レッスンの中で例題や応用問題がてんこ盛りであるため実践的な用法が身につくのは間違いない。2016/07/29

乱読家 護る会支持!

5
「てにをは」のルール、「は」と「が」の使い分けなどの文法のルールの章はめっちゃおもろかったのに、それ以降のページは、ボクにとっては「どこかで聞いた事のある話」でした。なんか、おしい本ですな。2014/08/25

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